大相撲

■八日目 新しき対決大砂嵐対遠藤

2014年1月20日

この日、最も注目した取り組みは幕内前半の一番
大砂嵐対遠藤戦である。ともにスピ-ド出世、若くて
新しい力の激突である。両者が幕内にいた先場所は
対戦がなかった。しかし、幕下で大砂嵐が1勝、
十両で遠藤が1勝と互角の成績での対戦である。

大砂嵐はアフリカ初の力士として2012年五月場所
序ノ口優勝でスタート。わずか所要9場所で入幕。
イスラム教徒のため、豚肉は食べられない。また、
ラマダンという日中の断食が昨年七月場所で話題に
なった。189センチ、146キロ 得意技は突き・押し
前頭16枚目。

遠藤は石川出身で少年時代から相撲を取っていた点は
横綱輪島と重なる。日大相撲部出身であることも
共通。ただ、輪島が2年連続学生横綱になったのに
対し遠藤はアマチュア横綱を獲得して角界いりした。
幕下10枚目格で初土俵。幕下2場所、十両1場所で
入幕。183センチ、146キロ 得意技は左四つ・寄り
前頭10枚目。

この日まで大砂嵐は5勝2敗、遠藤は6勝1敗と
両者好調な前半の土俵。懸賞は永谷園、モロヘイヤ
など14本が土俵をまわった。立ちあがって突き
合いから四つにいこうとする遠藤に対し大砂嵐が
右へまわりこんで左で頭をおさえながら突き落と
してきめた。今日は大砂嵐の力任せの荒削りな相撲は
かげを潜めた。

このカードが今後黄金カードとなるのか。歴史が
解答を出すのはそう遠くない。
140119八日目幕内  377大砂嵐対遠藤

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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