大相撲

■九日目 勝負弱い以前の稀勢の里

2014年1月20日

稀勢の里が豊響に一方的に押し出され敗れた。
これで4敗目である。予期せぬ出来事とはこのことで
ある。人生には上り坂もあれば下り坂もある。
しかし、もう一つ坂がある。それはまさかのさかで
ある。と言ったのは小泉首相である。まさにこの
一番はまさかのさかである。

敵は豊響ではない。稀勢の里の内なる面にある。
スポーツの世界で勝負強いという言葉があるが
稀勢の里の場合勝負弱いと言える。それもここ
一番の大勝負でないところで勝負弱いのである。

ここ一番に弱かった力士で思い出すのは大関豊山で
ある。豊山が大関になったとき、横綱も期待できる
力士だったが、ここで勝てば優勝という一番で負け、
ついに横綱どころか優勝もできなかった。

稀勢の里はそれ以前の段階である。このままでは
優勝も横綱もはるかかなたへ遠のくだけである。
今のスポーツはメンタル学が発達していて、どう
すれば力を発揮できるかが確立している。稀勢の里は
精神面を克服しなければ現状を打破できない。
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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