照ノ富士の一人横綱が続いている。照ノ富士が新横
綱のとき白鵬はコロナ部屋ごと休場だった。場所後
引退した。照ノ富士の一人横綱は番付上きたる七月
場所で17場所に及ぶ。その照ノ富士は休場がちであ
る。すでに晩年に入っている。
すぐにでも横綱がほしいところである。横綱に次ぐ
地位は大関である。大関から次横綱は出るか。豊昇
龍も琴櫻も決め手に欠ける。なにより下位からの負
けが多すぎる。これでは優勝できない。
横綱は一時的な強さでは務まらない。連続優勝では
あまりに短期間過ぎる。盤石の強さと安定感が求め
られる。横綱昇進の基準は力量抜群しかない。
次の横綱は新しい大関から誕生するかもしれない。
かといってそれが大の里とは限らない。学生出身の
横綱は簡単ではない。学生出身はある程度相撲がで
きあがっているからだ。
混迷の時代は言いかえればどんぐりの背比べである。
元稀勢の里のニ所ノ関は言う。「3敗で優勝と思う
な」混迷の時代は15場所中3敗優勝が8度、4敗1
位が1回である。14勝以上の優勝はない。新しい横
綱が誕生するまでに照ノ富士の引退が先になる恐れ
が出てくる。