北の湖理事長亡き後に八角(元横綱北勝海)が1票差で
理事長に就任した。多数に推されたわけでないだけに政
権の脆弱さを感じる。実は11月に亡くなられた北の湖理
事長は2度理事長に就いたが、快挙というより疑問をも
たれての再登場であった。当時のスポーツ紙の見出しや
内容をみると
なぜ復帰?経験+人材不足(日刊スポーツ)
早速抗議電話多数 逆風の中船出
初の理事長返り咲きも北の湖で大丈夫か(スポーツニッ
ポン)
史上初再登場北の湖新理事長(サンケイスポーツ)
北の湖理事長4年ぶり復帰(スポーツ報知)
ファンからは「新鮮味に欠ける」「本気で改革を進める
気はあるのか」(東京中日スポーツ)
疑問を呈したのは3紙である。筆者の印象も協会は人材
不足であるだった。これは今も引きずっている。それが
大多数で決まらなかった八角(元横綱北勝海)新理事長
である。
八角(元横綱北勝海)新理事長といっても北の湖理事長
の残りの任期だけで、一月場所後には選挙がある。そこ
で理事10人が選出され、あらためて理事長が決定する。
それでは来年の選挙はどうなるか。実際の選挙は一門で
誰に投票するかが決められている。一門から立候補する
A、Bに対して20票があれば、均等に10票ずつ配分する
ようあらかじめ話が決まっている。間違ってもAに15票、
Bに5票とはならない。
しかし、一門というのは政治の世界でいう政党ではない。
同じ考え方・方向性ではないのに一門のトップの意向で
決まるのはきわめておかしな図式である。本来選挙は
1.各理事はこの2年間何に取り組みどう成果を出して
きたのか総括する。
2.立候補する理事は何をするために立候補するのか抱
負を語る。
3.抱負をベースにした自由投票を実施する。
一門単位では個人の自由な選挙からはほど遠い。選挙が
一門単位で行われる限り、協会は民主的で開かれた組織
とはけしていえない。理事長も同様である。
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