大相撲

■秋6日目 三者三様の中盤戦突入

6日目から十両の旭大星が休場した。これで
休場力士は1日だけ休場した剣翔を含めると
関取は9人となった。休場力士が増えると
どうしても取組数が減少する。これでは場所
が盛り上がりにくい。5日目横綱・大関安泰
といっても3人しかいないなかでのことで
ある。

前日5日目最高の相撲を取った正代が一転
した。霧馬山が両前褌を取ると正代がういて
何もできずに土俵を割った。前日と落差の
相撲。いささかがっくりさせられた。今の
状態では千秋楽結びの一番は照ノ富士対正代
になる。これでは照ノ富士対正代に期待が
もてない。仮に14日目に照ノ富士の優勝が
決定しても優勝力士を倒すだけの可能性が
あれば興味がつなげる。6日目の正代の一番
はそんな興味を粉々にした。

<正代、霧馬山に完敗>

玉鷲はベテランの域に入ってきた。上位に
定着したころの力はないが、時おり気合が
はいった生きのいい相撲をみせる。それが
6日目貴景勝戦にでた。貴景勝対玉鷲は突き
押しの応酬となった。玉鷲が勝り貴景勝は
向こう正面に押し出されてしまった。貴景勝
は2勝4敗で苦しくなった。7日目は若隆景
戦である。残り6勝3敗が求められる。

<貴景勝、玉鷲に敗れ4敗>

照ノ富士は1不戦敗で土俵の上では負けた
ことがない若隆景戦である。相撲は照ノ富士
が、かかえこんで極めにかかった。最後極め
出しで全勝を守った。若隆景は動きを封じら
れてどうしようもなかった。負けなしの自信
のなせる業だった。明生にも似たような相撲
をみせる。ただ、片方をはずで止められると
ピンチに陥る。力任せの強引な相撲は乱発
しないことが肝心である。

<照ノ富士、若隆景を極め出す>

6日目を終えて全勝照ノ富士は単独トップに
立った。だが、まだ通過点に過ぎない。

KW氏と観戦。いつもさし入れありがとうございます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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