大相撲

連続優勝なしの記録2

4回目は昭和33年十一月場所から昭和35年
五月場所までの10場所である。その前、この
後は横綱若乃花が連続優勝している。

大関 朝汐
横綱 若乃花
横綱 栃錦
横綱 若乃花
横綱 栃錦
横綱 若乃花
大関 若羽黒
横綱 栃錦
横綱 若乃花
前4 若三杉

<栃錦のブロマイド>

10場所中横綱が7人、大関が1人、関脇以下
が2人である。若乃花4回、栃錦3回と2横
綱が7割を占めている。栃錦、若乃花の両雄
が拮抗した栃若時代であった。若三杉は前頭
上位の優勝であった。朝汐は優勝した3場所
後横綱に昇進しているが昇進後は休場が多か
った。

<若乃花のブロマイド>

5回目は昭和49年十一月場所から昭和52年
十一月場所までの19場所である。これが現在
最長記録となっている。その前は輪島が連続
優勝、この後は北の湖が5連覇している。

小結 魁傑
横綱 北の湖
大関 貴ノ花
横綱 北の湖
前1 金剛
大関 貴ノ花
関脇 三重ノ海
横綱 北の湖
横綱 輪島
横綱 北の湖
横綱 輪島
前4 魁傑
横綱 北の湖
横綱 輪島
横綱 北の湖
大関 若三杉
横綱 輪島
横綱 北の湖
横綱 輪島

<輪島(左)と北の湖>

横綱が12回、大関が3回、関脇以下が4回と
横綱は、絶対的強さがあった時代である。
北の湖が7回、輪島が5回、貴乃花・魁傑が
各2回優勝している。貴乃花・魁傑は2回の
優勝で終わっている。魁傑はこの間2度大関
に昇進している。三重ノ海は優勝後大関に
昇進している。金剛はこの優勝で二所ノ関
部屋の後継者として浮上した。二所ノ関未亡
人は金剛を養子にして部屋を託したが、のち
に部屋を閉鎖して本家をつぶしている。

6回目は平成2年九月場所から平成4年の
九月場所までの13場所である。その前は旭富
士が連続優勝、この後は曙が連続優勝して
ともに横綱に昇進している。

横綱 北勝海
横綱 千代の富士
大関 霧島
横綱 北勝海
横綱 旭富士
前13 琴富士
前5 琴錦
大関 小錦
前2 貴花田
大関 小錦
関脇 曙
前1 水戸泉
小結 貴花田

<小錦>

横綱が4回、大関が2回、関脇以下が6回と
転換期であった。千代の富士、北勝海、旭富
士、小錦はこれが最後の優勝になっている。
小錦は13勝優勝-12勝-13勝優勝で横綱に
なれなかった。雑誌に外国人横綱はいらない
という記事が載ったこともあって横綱になれ
ないのは人種差別とみて、問題になった。
貴花田が初優勝したときは日本中が熱狂した。
そのなかに宮沢りえがいた。

7回目は平成12年一月場所から平成14一月
場所までの13場所である。その前、その後
とも横綱武蔵丸が連続優勝している。

関脇 武双山
前14 貴闘力
小結 魁皇
横綱 曙
横綱 武蔵丸
横綱 曙
横綱 貴乃花
大関 魁皇
横綱 貴乃花
大関 魁皇
前2 琴光喜
横綱 武蔵丸
大関 栃東

<貴乃花>

横綱が6回、大関が3回、関脇以下が4場所
ある。貴乃花が2回あるが、これが最後の
優勝になった。曙も同様であった。時代が
変わりつつあった。朝青龍が台頭するのは
この5場所後であった。

現在の連続優勝なしは15場所続いている。
最長記録の19場所を超えていくのか。絶対
強者不在の時代はまだ続きそうである。

(この項目終わり)

荷物を九州に送りました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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