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連続優勝なしの記録1

一月場所、大栄翔が初優勝した。これで一月
場所は2016年一月場所の琴奨菊から6年連続
初優勝となった。琴奨菊、稀勢の里、栃ノ心、
玉鷲、徳勝龍、大栄翔と続いたことになる。
実はもう一つ記録継続中のものがある。それ
は連続優勝なし記録が15場所中になったこと
である。2018年三月場所・五月場所で鶴竜が
連続優勝して以降、15場所連続優勝が滞って
いるのだ。その内訳は以下である。

関脇 御嶽海
横綱 白鵬
小結 貴景勝
関脇 玉鷲
横綱 白鵬
前8 朝乃山
横綱 鶴竜
関脇 御嶽海
横綱 白鵬
前17 徳勝龍
横綱 白鵬
前17 照ノ富士
関脇 正代
大関 貴景勝
前1 大栄翔

<優勝大栄翔の表彰>

横綱が5回、大関が1回、関脇以下が9回
優勝がある。関脇以下の優勝が目立つ。複数
の優勝は白鵬4回、御嶽海・貴景勝各2回で
ある。横綱白鵬・鶴竜は4場所連続休場中と
35歳という年齢から期待しにくい。大関は
横綱不在でもたった1場所しか優勝できない。
大栄翔が連続優勝すれば記録はストップする
が、難しそうである。今は混乱期の真っ只中
というところか。いつ、誰が連続優勝する
のか、予想しにくい。

大正15年正式に優勝制度がスタートして以降、
10場所以上連続優勝がなかったことが今回を
含め8回ある。最初は昭和6年夏場所から
昭和9年夏場所までの10場所である。こう
なる以前は玉錦が3連覇、この後も玉錦が
3連覇している。

小結 武蔵山
前4 綾櫻
関脇 清水川
小結 沖ツ海
大関 玉錦
大関 清水川
別席 男女ノ川
横綱 玉錦
関脇 男女ノ川
大関 清水川

<玉錦のブロマイド>

横綱1回、大関3回、その他6回である。
男女ノ川の別席はこうだ。昭和7年1月の
春秋園事件で大量の力士が協会を脱退した。
そのなかに男女ノ川もいた。協会復帰したが、
番付はすでにでき、男女ノ川の名前はなかっ
た。そこで急遽別席をつくって取組を編成
した。その場所で男女ノ川が優勝したわけで
ある。優勝は清水川が3回、玉錦・男女ノ川
が各2回優勝している。玉錦が第一人者の
ときである。

2回目は昭和26年夏場所から昭和29年春場所
までの11場所である。こうなる以前は照國が
2連覇、この後は栃錦が連続優勝して横綱に
昇進している。

大関 千代ノ山
横綱 東冨士
横綱 羽黒山
横綱 東富士
関脇 栃錦
大関 鏡里
大関 栃錦
前6 時津山
横綱 東冨士
大関 吉葉山
大関 三根山

<栃錦のブロマイド>

横綱が4回、大関が5回とほとんどを占めて
いる。関脇以下は2回である。平幕時津山は
横綱・大関戦なき優勝だった。千代ノ山、
鏡里、吉葉山はこの優勝の後横綱に昇進して
いる。ただ絶対的強さからは遠かった。羽黒
山はこれが最後の優勝だった。東富士3回
(3回目が最後の優勝)、栃錦2回、6人が
1回だから群雄割拠の時代だった。

3回目は昭和31年春場所から昭和33年五月
場所までの11場所である。こうなる以前は
鏡里が2連覇、この後は若乃花が連続優勝
している。

関脇 朝汐
大関 若ノ花
横綱 鏡里
横綱 千代の山
関脇 朝汐
小結 安念山
横綱 栃錦
前14 玉乃海
大関 若乃花
大関 朝汐
横綱 栃錦

<若乃花のブロマイド>

横綱が4回、大関が3回、関脇以下が4回
である。玉乃海の優勝は横綱・大関戦ゼロの
優勝である。朝汐が3回、栃錦・若乃花が
2回優勝している。若乃花はこれが最後の
大関優勝でこのあと横綱に昇進している。
千代の山・鏡里は、これが最後の優勝となっ
た。時代は栃若へと移っていく。

(この項目続く)

ミャンマーの行方が心配です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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