13日目は通常各段の優勝争いが行われる。
今場所は休場力士が多いだけに幕下は2人の
6戦全勝が出るかわからなかった。三段目の
全勝者を破ったことで幕下に6戦全勝力士が
2人でることになった。一人は濱豊。もう
一人は将豊竜である。将豊竜は弓取りでおな
じみである。ところがこの2人は同じ時津風
部屋所属のため、直接戦うことはない。濱豊
は5勝1敗の竜勢と将豊竜は5勝1敗の錦富
士と対戦することになった。
特に将豊竜は幕下8枚目であるから、7勝
なら十両決定となる。まず、濱豊が鏡山(
元多賀竜)の息子竜勢と対戦した。ところが
突き落としで負けてしまったのである。こう
なったら将豊竜に期待するしかない。ところ
がその将豊竜が元十両の錦富士の送り投げに
屈したことで幕下に全勝がいなくなってしま
った。
こうして6勝1敗の力士が千秋楽優勝決定戦
を久々におこなうことになった。出場者は
以下9人である。
錦富士
将豊竜
竜勢
魁
芝
濱豊
二本柳
琴翼
深海山
優勝賞金50万円を獲得するのは誰になるのか。
長い優勝決定戦になりそうである。
2敗の大栄翔の平幕8番勝負、6番手は竜電
である。竜電はここまで4勝8敗と負け越し
が決定している。大栄翔にとって戦いやすい
相手である。実際相撲は大栄翔の突き押しが
炸裂して竜電を一直線に押し出した。14日目
は玉鷲と対戦する。
正代は関脇隆の勝と対戦した。相撲は、正代
が踏み込んで圧倒したが、引いて呼び込んで
しまい、隆の勝が一気に出た。正代 はたき
込み、徳俵右足1 本で残した。軍配は正代に
あがったが、物言い。隆の勝の手つきが 早か
った。正代はきわどい相撲をまたもものに
した。つきまくっているとしか言いようが
ない。14日目は関脇照ノ富士である。
幕内優勝は2敗で大栄翔と正代が並んで、
残り2日間に挑むことになる。
寝不足です。
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