大相撲

■一月12日目 対照ノ富士戦工夫なき朝乃山が4連敗

2敗の大栄翔の平幕8番勝負、5番手は明生
である。7枚目でここまで8勝3敗と好成績
をあげている。左四つ寄りの相撲。きびきび
した取り口で時には速攻を見せる。大栄翔に
とって油断はできない相手である。

<大栄翔、明生に辛勝1>

相撲は大栄翔があたって突き押しで明生を
後退させる。途中大栄翔が叩きにいくが、
思い直して突きまくる。明生左へ動いていな
して右でまわしをつかみ、勇んで出る。大栄
翔白房下土俵に追いつめられる。大栄翔敗れ
たり、と思った瞬間大栄翔は左からすくって
土俵の上をまわり込む。明生の体が落ちて
いく。大栄翔がその後土俵を割った。

<大栄翔、明生に辛勝2>

物言いがついたが、軍配通り大栄翔の勝ちと
なった。それにしても大栄翔は土俵に追い
詰められながらよく逆転勝ちできたもので
ある。勝負への執念が勝利につながったと
みる。

正代の対戦相手は竜電である。貴景勝休場の
ため、組まれることになった一番である。
ただ、竜電は4勝7敗でやや負けがこんで
いる。正代にとってはやりくい相手ではない。
相撲は正代が二本はいって寄り切った。

12日目のメーンイベントは朝乃山対照ノ富士
戦である。これまで朝乃山の3連敗である。
朝乃山得意の右四つだが、照ノ富士にとって
も十分である。どちらが形のいい右四つに
なるかが勝負になる。相撲は立ち合いから
右四つ、両者左上手が取れない。照ノ富士
左上手を何度か探りながらつかむと力強く
寄り切った。

<朝乃山、照ノ富士に4連敗>

朝乃山はこれで対照ノ富士戦は4連敗となっ
た。大関対位関脇の対戦成績とは思えない。
朝乃山は単に右四つにいっただけでは照ノ
富士に勝てない。これは何度も経験している
ことである。5連敗しないためには相撲に
工夫が不可欠である。

土日の天気が心配です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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