1敗の大栄翔の平幕8番勝負、4番手は阿武
咲である。阿武咲はここまで6勝4敗。関脇
照ノ富士・隆の勝、大関貴景勝に勝っている。
相撲は大栄翔のあたってからの突き押しが
決まり、阿武咲は後退。勝利は大栄翔のもの
かと思った。だが、次の瞬間、阿武咲が大栄
翔の伸びてくる右手を左から力をそらすよう
にすると、大栄翔は土俵をとび出した。決ま
り手は突き落としになった。大栄翔はもった
いない敗戦で2敗になった。
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昨日の10日目、正代は物言いの相撲だった。
まさか今日はあるまいと思っていた。対戦
相手は隠岐の海である。正代が優勝した昨年
(2020年)の九月場所、隠岐の海に負けて
いる。相撲は正代が差し勝って一気に東土俵
に出て行くが、隠岐の海が突き落とすと正代
の体が飛んだ、だが、隠岐の海足も微妙で
軍配は隠岐に海にあがった。だが、物言いが
ついた。まさかの線となった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/01/210120十一日目幕内-824.jpg)
勝負はかなりスピーディであった。審判の
協議はかなり長引いた。お客さんの中には
帰り始める方がでてきた。それも複数である。
協議の結果、取り直しとなった。
取り直しは仕切り2回目で制限時間いっぱい
となった。取り直しは通常上位が優勢である。
立ち合い、左四つ正代上手が取れない。正代
まわりこんですくい投げ。隠岐の海こらえて
東土俵へ一気に寄り立てる。正代こらえるも、
隠岐の海体を預け、ダイナミックに寄り倒し
た。ところがまたも物言いである。寄り倒し
にいったとき、隠岐の海の右足が土俵の外に
踏み出していたとして勇み足で正代の勝ち
となった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/01/210120十一日目幕内-869.jpg)
それにしても正代は微妙な勝負になりながら
取り直し。負けたと思った星をひろうなど、
11日目は幸運に恵まれた日になった。これで
正代はトップに並んだ。
残り4日の予想対戦予想は以下である。
正代-竜電、隆の勝、照ノ富士、朝乃山
大栄翔-明生、志摩ノ海、逸ノ嬢、隠岐の海
あたりか
まだ大栄翔が有利であるが、正代のツキが
どう作用するか。さらに優勝ラインが3敗の
低レベルまで下がるか。残り4日間で決まる。
相撲仲間の母と一緒に観戦しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。