大相撲

■九月4日目気迫と闘志は光彩を発揮する

作家尾崎士郎の相撲に関する言葉がある。
「栃錦の土俵ほど、実力と運命との調和を
示したものはあるまい。気迫と闘志は人間の
裏づけによって光彩を発揮する。これなき
ものは、第一流の力士たるべき資格に値せざ
るものである」このあともあるが、今回言い
たいことは気迫と闘志についてである。

<栃錦のブロマイド>

4日目、気迫と闘志あふれる相撲が二番見ら
れた。まず、照ノ富士である。対戦相手は
先場所14日目痛恨の1敗をきっした正代で
ある。その正代に果敢に突き放しで攻め込み、
右がはいり、どんどん前に出て押し出した。
この一番は技術的にどうこうより、照ノ富士
の気迫と闘志の相撲であった。

<照ノ富士(押し出し)正代 写真提供TI氏>

照ノ富士は大関2番関脇2番で2勝2敗と
した。先人の幕尻優勝の翌場所、貴闘力が
2勝13敗、徳勝龍が4勝11敗だった。照ノ
富士は彼らと違う足跡を残せるか。

3連敗中の大関朝乃山。対戦相手は突き押し
のパワー相撲北勝富士である。立ち合い、
朝乃山踏み込んで右ざしにいくが、北勝富士
きらい、朝乃山突き放しにいく。追い込んで
右ざしで出る。北勝富士西土俵詰まるも、
朝乃山逆転を避けるため一歩踏みとどまって
寄り倒した。今日の朝乃山は気迫も闘志も
違った。やればできる。

<朝乃山(寄り倒し)北勝富士 写真提供TI氏>

それにしても、現代大相撲は絶対的強者が
いない。結びの一番が横綱でないとどうも
しまらない。今場所の優勝は100メートル
競争でいえば10秒を切る争いにはなりそうも
ない。せめて気迫と闘志あふれる相撲だけは
引き続き見せていただきたい。

関取休場7人で取組数が減っています。
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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