大相撲

■九月5日目 上位4強そろい勝ち

2020年9月17日

上位4強が強さを発揮し、それぞれ危なげ
ない相撲内容で勝利した。まず、昨日1敗
した正代は突き押しのパワー相撲の北勝富士
と対戦した。立ち合いあたりあって、正代
まったく下がらず、逆に北勝富士を圧倒して
正面に押し出した。正代の強さは本物である。
2連敗の御嶽海は上位初挑戦の照強戦である。
御嶽海よくみて立ち合い一瞬ひっかけで決め
た。

<正代(押し出し)北勝富士>

貴景勝の対戦相手は速攻相撲が冴える妙義龍
である。貴景勝はよくみて押し勝ってその
まま押し出した。貴景勝は調子をあげてきた。
3連敗のあと1勝した朝乃山。対戦相手は
久々に上位に帰ってきた玉鷲である。朝乃山
立ち合い鋭く、もろ筈で一気に出て押し出し
た。朝乃山の一方的な相撲になった。完勝で
ある。

<朝乃山(押し出し)玉鷲>

照ノ富士は大栄翔に勝って序盤で大関2番、
関脇3番で3勝2敗と予想以上に健闘して
いる。上位4強は終盤星のつぶし合いになる
が、照ノ富士は小結以下の対戦になる。

優勝は2敗まで可能性がある。序盤3勝2敗
から13勝2敗で優勝した力士に安念山がいる。
安念山はこのとき新小結であった。また前頭
筆頭の金剛もそうだ。1横綱2大関を倒して
の優勝だった。2敗までは優勝圏内である。
思わぬ力を発揮するも者、勢いにのる者に
チャンスがまわってくるかもしれない。

<炎鵬(送り出し)竜電>

初日から重量級パワーに押しつぶされた炎鵬。
ここまで4連敗。あまりにも悲惨な負け方に
小さい炎鵬がいっそう小さく見えてしまった。
5日目の対戦相手は竜電。炎鵬右に動いて
竜電に食い下がる。小股すくいから後ろに
ついて送り出した。立ち合いの奇襲、食い
下がり、素早い動きと技。小兵の武器がすべ
てでた一番だった。炎鵬が活躍しなければ
相撲は面白くならない。

明日から中盤戦である。

旭大星も休場。これで関取8人が休場。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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