6日目も上位は安泰だった。上位の1敗貴景
勝・正代、2敗御嶽海・照ノ富士はどういう
相撲だったのか。寸評をまじえ記してみたい。
まず御嶽海。対戦相手は小結遠藤。御嶽海
ぶちかましてすぐにはたき込み。御嶽海は
2回優勝しながら大関に直結できなかった。
また思いがけない相手に負ける癖がある。
御嶽海がむらっけのある相撲をなくしていけ
ばとっくに大関になってもおかしくない。
御嶽海の素質を惜しむ。
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正代は栃ノ心相手に素早くなかにはいっての
速攻。一気に寄って出た。正代は強さをいか
んなく発揮した。朝乃山、貴景勝、御嶽海、
照ノ富士には優勝経験があるが、正代には
まだない。13勝で逃しているだけに、ねらっ
てもおかしくない。今場所はチャンスである。
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貴景勝は上位初挑戦で小さい照強との対戦で
ある。落ち着いた相撲で貴景勝が突き出した。
貴景勝は押しに自信を取り戻している。この
押しだけで朝乃山、正代、御嶽海とどこまで
戦えるか。特に朝乃山に通用しなくなって
来ているだけに押しの真価が問われる。大関
の優勝は2017年一月場所の稀勢の里以来ない。
貴景勝の大関優勝なるか。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/09/200918六日目幕内後半-434-e1600433859804.jpg)
ここへきて照ノ富士の存在が不気味である。
照ノ富士が隠岐の海相手に正攻法の四つ相撲
で堂々と撃破したのは驚異である。こんな
相撲を取られてはたちうちできなくなる。
三役戦はほとんど終え、残るのは遠藤だけで
ある。こうした点は有利に働く。照ノ富士が
勝ち続ければ優勝争いは面白くなる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/09/200918六日目幕内後半-183-e1600433886428.jpg)
今年に入って2回幕尻優勝があった。番付は
なんのためにある。上位は上位にふさわしい
働きをしてこその番付である。これは会社
だって同じである。役員が平社員以下では
責任を取らされる。今場所こそ上位で優勝を
決めていただきたい。
相撲仲間によりますと取組途中で帰る人が目に
ついたとのことです。
興味深いテーマをこれからもお届けします。