上位1敗組2敗組に変化があった。まず、
2敗御嶽海が玉鷲の突き押しに、なにもでき
ずにあっさり土俵を割ってしまった。こんな
相撲をとっているようでは優勝できない。
御嶽海の限界をみる思いがした。1敗正代は
小結隠岐の海と対戦した。正代左が入って
寄り立てるが、隠岐の海まわり込む。正代
さらに出るところを隠岐の海、右からの 突き
落としが鮮やかに決まった。正代の攻めに
鋭さがなかった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/09/200919七日目幕内-1040-e1600521831934.jpg)
貴景勝は豊山戦である。貴景勝はあたり勝っ
て突き押しいなし、と果敢に攻める。豊山
対抗するも土俵を踏み越し勝負あった。すり
足なら俵に足がかかるはずだが、そうはなら
なかった。土俵が単に地面に円を書いたもの
でなく、俵を埋め込んであるところに意味が
ある。俵に足がかかれば踏みこたえられる
ようになっている。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/09/200919七日目幕内-1113-e1600521857754.jpg)
照ノ富士は小結遠藤との対戦である。四つ身
の争いかと思ったが、そうはならなかった。
照ノ富士は遠藤の右を両手でつかみ振って、
遠藤が後ろ向きになったところを送り出した。
意表をつく相撲であり、思い切りのよさが
でた。照ノ富士は大関に1勝1敗、関脇に
2勝1敗、小結に2勝で計5勝2敗であった。
予想をこえる大健闘である。後は平幕になる。
明日8日目は玉鷲戦である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/09/200919七日目幕内-817-e1600521888718.jpg)
優勝争いはどうなるのか。1敗貴景勝は、
朝乃山・正代・御嶽海・大栄翔・遠藤戦を
残している。2敗正代は朝乃山・貴景勝・
御嶽海・大栄翔戦とこれからある。九月場所
思わぬ力を発揮する者、勢いにのる者は貴景
勝でも正代でもない。ズバリ照ノ富士である。
優勝戦線は今後の流れ次第では思わぬ展開と
なるかもしれない。
過ごしやすい季節になってきました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。