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2020年!3場所経過した年間最多勝レース

今年、五月場所の中止のため、七月場所で
3場所が終了した。現時点で年間最多勝レー
スはどのような展開になっているのか。3
場所までの途中経過をまとめてみた。それが
次の表である。なお、対象は3場所幕内に
在位した力士とさせていただき、単なる数字
の比較ではなく、横綱大関の対戦率によって
クラスわけさせていただいた。

今年も両横綱は休場から年間最多勝は難し
そうである。大関貴景勝も期待しにくい。
現在最多勝は大関朝乃山である。33勝12敗。
1場所平均11勝である。優勝はまだない。
これに続くのが正代の32勝13敗である。
七月場所千秋楽結びの一番。11勝3敗同士の
朝乃山対正代は3場所の途中経過の最多勝
争いであったわけである。

<朝乃山>

横綱・大関が途中休場するので横綱・大関対
戦率に差ができる傾向がある。七月場所の
朝乃山は横綱・大関戦0である。また、一月
場所は大関貴景勝対大関豪栄道が、三月場所
は横綱白鵬対大関貴景勝戦が組まれなかった。
平幕優勝戦線力士による急遽横綱・大関戦を
組むため、上位の取組をくずす傾向がある。
それを防ぐため、平幕優勝戦線力士を早めと
上位を対戦させることである。

<正代>

それにしても、ズバ抜けた核になる存在が
いない現状では、年間最多勝が1場所平均
12勝にあたる60勝には届きそうもない流れで
ある。朝乃山の場合、残りの2場所で13勝、
14勝をあげなくてはならない。かなり困難で
ある。そうした混迷の時代はまだまだ続いて
いくと見たほうがいい。

3場所経過した年間最多勝レースはこのまま
いく保障はない。昨年(2019年)は3場所
までは豪栄道がトップだったが、最終的には
朝乃山が55勝35敗で年間最多勝となった経緯
がある。今年は5場所の争いだが、最後まで
年間最多勝力士は読めない。

寝苦しい日々です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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