大相撲

阿炎、不始末の結果

2020年8月6日

七月場所中に阿炎が師匠の指示で休場した。
理由は協会が一丸となって不要な外出を自粛
するなか、会食にでかけたからだという。
その後外出がキャバクラだということが判明
した。2回ということだったが、これがかな
りの回数であり、虚偽の報告だったという。
同行した幕下以下力士に口裏を合わさせる
という悪質さだった。

そんな阿炎に今日(6日)理事会でどのよう
な処分が下されるか、決定されることになっ
た。阿炎はすでに引退届けを提出し、「どん
な処分も受ける」旨を発表している。相撲界
を去ることが濃厚か。という見方があるなか
で迎えた理事会だった。ただ、先のパワハラ
で処分された中川(元旭里)親方 は予想外の
2階級降格だった。

<8月5日の日刊スポーツ記事>

理事会の結論は次のモノになった。
1.3場所出場停止
2.5ヶ月50%の報酬減額
3.今後協会に迷惑をかける行為があった
場合は引退
4.生活は師匠錣山(元寺尾)の監督下に入る
5.当面外出禁止
また、師匠の錣山は6ヶ月20%の報酬減額
元幕下以下の力士は錦戸(元水戸泉)部屋の
極 芯 道で2場所出場停止
師匠にけん責処分
阿炎は首の皮一枚かろうじてつながった結果
となった。

阿炎はこれまでもSNSで不謹慎な騒ぎをおこ
しており、つける薬がない不始末続きだった。
面倒をみ、指導してきた親方はじめ、応援
してくれた方々に詫びても詫び切れない一連
の行為だった。照ノ富士が親方、おかみさん、
部屋の力士をはじめ支えてくれた方々に感謝
したのとは大違いである。

<阿炎>

しかも6月24日に結婚したばかりである。
一家の責任者として家族を支えなければなら
ない立場なのに、まるで無自覚な思考と行動。
これからは出直し的心構えで再出発し、相撲
に専念しなければ、歴史は繰り返される。
阿炎への戒めはきわめて重い。

場所の疲れを癒しに行ってきました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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