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現代大相撲事情

大相撲が学生と外国人が占めるようになっ
て久しい。豊山(前名内田)が登場したとき
は、学生出身は豊國くらいだった。ハワイ
出身の高見山が入幕したのは、昭和43年一月
場所だった。次に入幕した外国出身力士は、
小錦で約6年半後だった。いまや大相撲の
地図は様変わりしてしまった。

<高見山>

幕内の学生出身力士は以下14人である。
大関朝乃山(近畿大)
関脇正代(東京農業大)
関脇御嶽海(東洋大)
遠藤(日本大)
豊山=前名小柳(東京農業大)
宝富士( 近畿大 )
北勝富士(日本体育大)
炎鵬(金沢学院大)
徳勝龍(近畿大)
石浦(日本大)
千代大龍( 日本体育大)
妙義龍(日本体育大)
志摩ノ海(近畿大)
松鳳山(駒沢大)

外国出身幕内力士は以下8人である。
横綱白鵬(モンゴル)
横綱鶴竜(モンゴル)
霧馬山(モンゴル)
碧山(ブルガリア)
玉鷲(モンゴル)
魁聖(ブラジル)
栃ノ心(ジョージア)
照ノ冨士(モンゴル)

<朝乃山初優勝>

幕内は42人であるから学生出身、外国出身で
52%を占めていることになる。かたくなに
学生と外国人は入門させなかった部屋があっ
たが、現代は重要な戦力となっているのは、
間違いない。

幕内力士の部屋勢力分布は以下である。
・宮城野(元竹葉山)
横綱白鵬
炎鵬
石浦
・佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)
琴ノ若
琴奨菊
琴勝峰
琴恵光
琴勇輝
・伊勢ヶ濱(元旭冨士)
宝富士
照強
照ノ冨士

<白鵬を育てた宮城野>

伊勢ヶ濱部屋は日馬富士、安美錦が土俵を
去って寂しくなったが、ここにきて盛り返し
ている。かつては弟子育成の手腕を認められ、
協会の理事についたモノである。現代はそれ
からかけ離れてしまっている。関取が一人も
いなくても理事についている。どちらが健全
か、言うまでもあるまい。

幕内力士の6月30日時点の年齢番付は以下である。

20歳から24歳が5人、25歳から29歳が19人、
30歳以上が18人である。両横綱は白鵬が35歳、
鶴竜も8月に35歳と晩年に入っている。朝乃
山は26歳である。横綱は短期決戦になる。
期待のホープは琴勝峰、琴ノ若、霧馬山の
3力士である。

<消えた名古屋場所>

現代大相撲の最大の悩みは新型コロナウイ
ルスにより観客入場ができないことである。
観客がいなくては興行収入に大きな支障が
出る。これが長期化するとかなりピンチで
ある。無観客でできる限度は1年という話を
聞かされたことがある。真偽は不明だが、
いつまでも続かないことは想像できる。観客
を3分の1にしても厳しいかもしれない。
まだ九月場所、十一月場所に関しては何も
発表されていない。大相撲の危機は続く。

豪栄道の引退相撲が来年の6月になるようです。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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