![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/04/5年前番付.jpg)
5年後の番付を予想することは容易ではない。
予測を超えることも多々あり、判断は困難を
を増す。そこで5年前、つまり2015年五月
場所の番付と現在の番付を比較してみること
にした。参考までに年齢を書き加えた。年齢
は場所中に誕生日を迎えた時点までとした。
今年の五月場所は便宜上、5月10日から24日
とした。今から5年前の五月場所番付と現在
の番付(左)が以下である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/04/5年前と現在の番付比較A-e1588210872113.jpg)
5年前は3横綱、3大関であった。大関稀勢
の里は後に横綱に昇進しているが、ケガの
ために既に引退している。琴奨菊は大関を
陥落している。現在幕内最年長である。豪栄
道は今年の一月場所限りで引退した。現役は
白鵬と鶴竜だけである。5年の歳月は横綱・
大関を様変わりさせている。その両横綱は
今年35歳である。5年後の現役はさすがに
難しそうである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/04/150110初日前日-185.jpg)
幕内の定員は42人である。5年前の番付では
16人が引退している。目安となるのは31歳
以上である。現在幕内には15人いる。個人差
はあるが、5年後は多くの力士が番付から
名前が消えているかもしれない。5年前の
番付で引退した力士のうち、日馬富士、大砂
嵐、貴ノ岩は事件によって引退を余儀なく
された。現在の幕内力士には避けていただき
たいケースである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/04/150110初日前日-161-e1588210962834.jpg)
また、5年前の現役のうち、幕内外の力士が
8人いる。なかには幕下で苦労している力士
がいる。照ノ富士・豊ノ島は時間をかけて
幕内に復帰できた。彼らの頑張りは賞賛に
値する。千代鳳は十両8枚目まで戻した。
幕下以下の元幕内力士の幕内復帰は、現段階
ではまだ見通せない力士もいる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/04/150527照ノ富士大関-008.jpg)
5年前幕内で、現在幕内力士は18人いる。
43%の確立である。57%は入れ代わったわけ
である。5年前は幕内にいなかった貴景勝、
朝乃山が台頭して大関になっている。5年後
横綱は誰がなっているのだろうか。横綱は
大関の上の地位というよりは、特別の地位で
ある。特別に選ばれし者しかなれない。横綱
空白期を経て誕生するのか。5年後の番付の
変化が楽しみである。
番付を相撲仲間に送りました。
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