大相撲

■福岡5日目 3者3様の敗北

2019年11月14日

関脇栃ノ心、新入幕若隆景が相次いで休場
した。これで関取の休場は7人となった。
当然取組数は減少する。その結果、横綱・
大関は平幕相手の取組に変更するしかなく
なる。なおかつ間延びする仕切りを見せられ
ることになる。こうまで休場力士を多数だす
と、場所に対して白け気分が出てもおかしく
ない。

それに輪をかけたのが、御嶽海・高安・貴景
勝の敗北である。御嶽海は立ち合いの迫力が
まるでない。馬力相撲でない隠岐の海に出ら
れ、攻められ、もろざしになられると後退
するだけで土俵を割った。御嶽海は3日目に
まぶたを切るアクシデントはあった。だが、
健康上のことを理由にしても勝負には勝て
ない。

御嶽海は最低2ケタ勝って次の場所に大関を
目指したいところである。だが、それができ
ず、1ケタ勝ち星で終わった場合、次の大関
取りのチャンスは訪れるのだろうか。過去
大関昇進のチャンスを2度失敗するケースは
稀である。大麒麟が2度失敗し、3度目に
大関に昇進した。10勝できないという仮定の
話になるが、御嶽海にそれだけの大関への
執念があるのだろうか。

高安は明生を突き離していった。だが、その
威力を明生は何度となく、巧みにそらす、
はずす。高安の突き押しは明生に通用しない。
途中横につかれそうになる場面さえあった。
最後は高安の左腕をとっての腕捻りで明生が
勝利した。高安は初日の大栄翔戦の如く攻め
たかったのだろが、明生はその上をいった。

貴景勝が比較的取り易いと思われた宝富士に
不覚を取った。立ち合い押して出ると宝富士
は突き落としにいった。貴景勝は思わずばっ
たりと両手をついてしまった。貴景勝はめっ
たに前に落ちて負ける相撲ではなかった。
それだけにこの敗戦はショックであった。
貴景勝はこの先どこで負けるかわからない、
という不安定さを露呈した一番となった。

まだ序盤戦が終わったばかりだが、先の読め
ない展開は変わらず続きそうである。

【大相撲写真館】
180930日馬引退相撲 002

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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