大相撲

■秋12日目 向かう先はクライマックスなき場所

2019年9月19日

2敗明生対3敗隠岐の海の直接対決が、よう
やく実現した。いささか遅すぎた感は否め
ない。相撲は立ち合いあたりあったが、明生
が低くはいった。それでも隠岐の海が果敢に
出る。明生後退し、腰がくずれるところ、
隠岐の海が押し出した。これでともに3敗で
優勝争いの二番手に位置している。それにも
関らず、13日目は明生が松鳳山、隠岐の海に
いたっては5勝7敗の輝である。平々凡々
たる取組がこれでもかと続く。
190919十二日目幕内 532
<明生、隠岐の海に敗れ3敗>

もっとも明生も隠岐の海も上位好調力士と
対戦がないのだから、いかなる成績をあげ
ようと「優勝資格がない」、というのなら
話は別である。そうでないのなら、知恵なき
取組はいいかげんうんざりである。

一時期朝乃山の相撲内容がすばらしく、一番
よかった時期があった。12日目朝乃山は苦手
大栄翔と対戦することになった。朝乃山立ち
合いかちあげから両力士突き合い。朝乃山
左がはいったが、大栄翔右から突き落とした。
朝乃山は4敗と後退した。

唯一2敗の貴景勝は途中出場の妙義龍戦。
妙義龍をあてた意図は何か。そうまでして
明生戦を回避させたいのだろうか。勝負は
あたった瞬間の突き落としで決まった。貴景
勝が省エネ相撲で2敗を守ると同時に大関
復帰を決定した。
190919十二日目幕内 1133
<貴景勝2敗単独トップと大関復帰>

御嶽海対栃ノ心戦は優勝戦線に残る者とカド
番脱出がピンチの者の戦いである。両力士の
必死さのぶつけ合いである。ところが立ち
合い不成立、待ったがあって白けたなかで、
御嶽海が一直線に寄り切った。
190919十二日目幕内 1399
<御嶽海3敗守る。栃ノ心は7敗目>

2敗貴景勝対3敗御嶽海戦はすでに終わって
いる。ほかの好成績力士が直接ぶつかること
が、ないまま場所が進行していくなら、最
終盤にクライマックスのない場所になりそう
である。

KW氏と観戦。いつもさし入れに感謝して
います。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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