大相撲

またも繰り返された相撲界の暴行

2018年12月6日

相撲界でまたも不祥事が発生した。貴ノ岩が
4日冬巡業先のホテルで、付け人が忘れ物の
言い訳をして、かっとなって、平手と拳骨で
4、5発殴ったのである。付け人は頬が腫れ
たという。被害者だった貴ノ岩が一転して
加害者になった。付け人の姿が最初会場に
見えなかったことから事件が発覚した。
180513初日十両 140
<貴ノ岩と貴乃花>

日馬富士事件は何だったのか。暴行に関して
は一番敏感であるべき貴ノ岩が、自ら暴行
事件をおこすという図式は極めて理解しにく
い。また、同部屋の貴公俊が、腹が立って
付け人を暴行したのは3月である。それを
目の当たりにしながら、何の教訓にもなら
なかったことになる。
6日刊A
<日刊スポーツの記事>

現在貴ノ岩は東京に戻され、千賀ノ浦(元隆
三杉)部屋で謹慎するとのことである。スポ
ーツニッポンは「自らが同じことをしてしま
い、言葉がないです。応援してくれたファン
や相撲協会を裏切る形になった…」と貴ノ岩
のコメントを伝えている。移籍したばかりの
弟子が不祥事では千賀ノ浦親方の立場がない。
これで降格にでもなれば、とんでもない弟子
を引き受けたことになる。

相撲協会の聞き取り調査では去年も5.2%の
力士が暴力を受けたことがある、と回答して
いる。暴力根絶は口でいうほど簡単ではない。
ただ企業組織では暴行は一般的にありえない。
パワハラ、セクハラの窓口を設けている会社
もある。労働基準監督署への訴えもできる。
協会内にもそうした訴える窓口があっていい
のかもしれない。
6スポニチB
<スポーツニッポンの記事>

貴ノ岩の処分はどうなるのだろうか。芝田山
(元大乃国)広報部長は「相撲協会がどう
いう思いで対処しているのか。本人に自覚が
ないのでしょう」と話す。貴公俊のように
「暴行→1場所出場停止」の図式ですまない
かもしれない。協会の暴力決別宣言は、実態
として遠くなった。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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