九月場所は御嶽海の大関取りの場所になる。
七月場所、初優勝したが、今度は周囲の御嶽
海を見る目が違ってくる。御嶽海の15日間を
対戦相手別に推測する。
◆強敵
白鵬 2勝6敗
1勝は不戦勝だから実質1勝6敗である。
その1勝は昨年(平成29年)の七月場所、
白鵬が14勝1敗で優勝したときのものである。
ここ1年間は2敗である。横綱相手だから
強敵には違いないが、今の白鵬は優勝から
遠ざかっているとともにケガで休場がちで
ある。それだけに立ち合いから圧倒したい
ところである。
高安 3勝10敗
先場所(七月場所)、御嶽海は相撲に勝って
勝負に負けた。相撲内容は御嶽海であった。
ただ、高安にはこれで7連敗中である。新入
幕のときを含め、御嶽海は高安に3勝しか
していない。それだけに高安戦は勝負にこだ
わって、立ち合いから有利に組みとめ、相手
の重心をくずす相撲に徹することである。
◆難敵
栃ノ心 2勝5敗
目下3連敗中である。栃ノ心が最も充実して
いたときであり、相撲はかなり差をつけられ
た内容である。特に一月場所、吊り出しで
負けたのはいただけない。組んだら栃ノ心の
怪力が発揮されるだけに、離れて揺さぶり
勝機を見出したほうが効果的である。
鶴竜 3勝4敗
互角に近い対戦成績である。三月場所は関脇
ながら、なぜか鶴竜戦がなかった。鶴竜の
休場も加わり、ここ1年は1勝1敗である。
相撲がうまい鶴竜に対してはパワーで後退
させ、相手に引かせる相撲を取ることである。
豪栄道 4勝6敗
ここ1年は3勝2敗とややリードしている。
先場所横綱不在のなかで10勝した豪栄道だが、
2ケタ勝つ力は失われてきている。対戦成績
は負け越しているが、ここは確実に勝って
おきたいところである。
御嶽海は強敵に1勝1敗、難敵に2勝1敗
以上の成績でいきたいところである。彼ら
との対戦は後半の可能性が高い。それだけに
前半の勢いのまま後半に突入したいところで
ある。
(この項目続く)
他のスポーツ組織はともかく、相撲協会は
開かれた組織であってほしい。
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