大相撲

相撲部屋の未来

2018年8月19日

満員御礼が続く大相撲。チケットが入手困難
で寝込む方、立ち直れない方まで出るほどで
ある。過熱を通り越した異常事態である。
人気は最高だが、そうはいかない面がある。
新弟子である。七月場所は新弟子がゼロだっ
たのである。関取になれる確率が低いからか、
他のスポーツのほうが魅力的なのか、ある
いは少子化か。
180520八日目十両幕下以下 162
<五月場所新序出世披露>

時津風(元双葉山)理事長が幕内・十両の
削減を断行したのは、昭和42年五月場所で
あった。時津風理事長は力士数500人を理想と
していた。そのための少数精鋭と経費削減で
あった。七月場所の番付では力士数は683人
である。そのうち6人が引退した。時津風
理事長の理想500人よりは多い。

相撲部屋は47ある。部屋が活気づくには最低
でも20人の弟子がほしいところである。しか
し、その条件を満たす部屋は10にも満たない
のである。精鋭500人にすると相撲部屋は
淘汰していかない限り成り立たなくなる。
なお、関取がいない部屋は19ほどある。

弟子も数だけではどうしようもない。十両に
上がれる見込みがない者をいつまでも部屋に
とどめておくことが、いいとはいえない。
年齢も幕下以下で30歳以上になると、就職が
難しくなる。勝負の世界は当然のことながら
全員の幸福はないのである。
180530栃ノ心大関昇進 140
<騎馬にのる栃ノ心!春日野部屋の前で>

それにしても、新弟子減少はけして好ましい
ことではない。外国人と学生出身だけの大相
撲であってはならない。大相撲100年の大系を
考えるとゆゆしき事態であることは間違い
ない。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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