大相撲

高安に優勝のチャンス

2018年3月7日

先場所は栃ノ心の優勝にわいて目立たなかっ
たが、次点は12勝3敗の高安だった。高安が
久々に好成績をあげたわけである。高安は
昨年の大阪場所で自己最高の12勝3敗の成績
で、大関の足固めをした。だが、大関に昇進
したとたん、9勝6敗、1勝2敗12休、8勝
5敗2休と低空飛行どころか、カド番と10勝
未満を体験している。これでは優勝候補に
あげにくかった。
180128千秋楽幕内 591
<一月場所 御嶽海をくだして12勝をあげた高安>

大関止まりの大関はどうしても昇進したとた
ん、弱くなる傾向がある。それは2場所連続
負け越さない限り、大関の収入は保証される
からである。早い話、8勝22敗のうち1場所
が8勝であれば、大関は守れるのである。
ずいぶん生ぬるい規定である。大関を弱く
している元凶はこの規定にある。以前「1場
所負け越しても落ちないから安心して相撲が
取れる」と言った大関がいたほどである。

先場所12勝をあげた高安にとって三月場所は
チャンスである。白鵬、鶴竜が出場するか
微妙である。仮に出場したとしても多くを
期待できる状態ではない。こんな機会はまた
とない。優勝するには序盤戦、中盤戦の取り
こぼしを極力少なくし、トップで突っ走る
ことである。
170321十日目幕内 458
<昨年の大阪場所 貴ノ岩と対戦した高安>

優勝成績は13勝以上が求められる。高安に
とっては自己最高勝利数への挑戦となる。
高安で気になるのは体重が重すぎることで
ある。守りにまわるとどうしても負荷がかか
る。下手をしたらケガ゙につながりかねない。
攻撃相撲を前面に出すことである。

最近の大関は琴欧洲、把瑠都、琴奨菊、豪栄
道と優勝1回が続いている。高安はこの点
でも現状打破を目指して大関の真価をみせて
いただきたい。

来週の大相撲中継(総合)は短くなりそうです。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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