大相撲

栃ノ心カモと苦手

2018年3月5日

一月場所、見事に初優勝を飾った栃ノ心。
終盤逸ノ城、松鳳山と対戦したが、実は両力
士とも栃ノ心にとってはそれほど取りにくい
対戦相手ではなかった。両力士に勝ったこと
によって十両以上の対戦成績は逸ノ城には
11勝5敗(十両優勝決定戦を含む)となった。
再十両時代に栃ノ心は千秋楽に本割・優勝
決定戦を制し優勝を手中にしている。また、
松鳳山には10勝3敗の差をつけた成績となっ
た。改めて栃ノ心のカモと苦手を検証して
みよう。
180128千秋楽表彰 804
<優勝栃ノ心と旗手碧山は1度だけ対戦がある>

対象は十両以上の対戦成績で現役力士に限定
した。栃ノ心は優勝した場所、唯一の黒星を
鶴竜につけられている。鶴竜には1勝21敗と
一方的に負けている。現在19連敗中である。
実はもっと極端な対戦成績がある。白鵬戦で
ある。0勝25敗とただの1度も勝てないで
いる。相手が横綱だから当然という見方が
できるが、栃ノ心は横綱稀勢の里及び横綱
への足がかりの場所にはけっこう勝っている
のである。
170710ニ日目幕内 831
<H29年七月 白鵬またも栃ノ心を退ける>

琴奨菊にも6勝24敗と分が悪い。琴奨菊の
大関時代とはいえ、16連敗したことがある。
豪栄道や高安とはいい勝負をしていること
からいうと、やりにくい相手といえる。栃ノ
心には大物食いのイメージはあまりない。
殊勲賞は先場所が初めてである。それも横綱
に勝ってのものではない。打倒白鵬の日は
いつくるのか。

逆に1度も負けていないのが、琴勇輝である。
8勝0敗。初対戦は栃ノ心の再十両時代で
ある。十両で2度対戦、幕内で6度対戦し、
すべて勝っている。ほかに対戦数は少ないが、
輝、大翔丸に4勝0敗といまのところ無敗で
ある。
140726十四日目十両幕下以下 886
<H26年七月十両 琴勇輝を寄り切った
栃ノ心>

また、玉鷲に12勝5敗の好成績を残している。
実は玉鷲とは新十両のときから対戦している。
このときは連敗したが、目下7連勝中である。
力をつけてきた玉鷲にすべて勝っていると
いえる。さらに豪風に12勝4敗と圧倒して
いる。栃ノ心が新入幕のときから対戦が続い
ている。

栃ノ心のカモと苦手をみてきた、栃ノ心は
新十両から10年を経過し、今年から11年目に
突入する。三月場所、再び力強い相撲をみせ
られるのか。白鵬、鶴竜は出場するのか。
初日は迫っている。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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