大相撲

相撲協会の重く長い日

2017年12月20日

ここ数日は今日の臨時理事会でどんな処分が
くだされるか、多数の予想が繰り広げられた。
それが急転直下、貴ノ岩の事情聴取が昨夜
実施されたというのだから、驚きをもって
迎えられた。これをもって貴乃花親方の軟化
か、という見方があるが、組織に身をおく
理事としては遅すぎるくらいである。
170107初日前日 066
<日馬富士>

臨時横綱審議会でも、「貴乃花親方のこの間
の言動は批難に値する。これは横審全員の
意見でありました。この親方が執行部のメン
バーであることの責任をまったく放棄して
いる。これは普通の組織体の中では、ありえ
ないことだと。こういう意見がほとんどで
ありました」と異例の発言をした。

ただ、貴乃花親方に関しては聴取した上で
評価するとただ一人処置が先延ばしになった。
貴ノ岩の聴取でわかったことは以下である。

1.白鵬の説教が一段落したので、スマホを
手にした。
2.無礼なことをしたとは思っていない。
3.なぜ誰も暴行を止めなかったのか。
4.暴行が終わったのはとりあえず、謝罪
したからであった。
5、母校の関係者の前で恥ずかしかった。
6.日馬富士の引退は望んでいなかった。
7.示談に応じる気持ちはない。

貴ノ岩はまだ後遺症があるという。一月場所、
貴ノ岩は全休しても、三月場所は十両最下位
にするという処置は、この日の救いであった。
20日刊A
<日刊スポーツの記事>

意外な処分は白鵬の1月の月給がカット、
2月の月給が半額になったことである。日馬
富士暴行の現場にいながら、防ぐことができ
なかった。ある意味暴行を容認していたこと
になる。また、横審から張り差し、エルボー
気味のかちあげは、勝ち方が横綱らしくない
と言う趣旨が語られた。これらは相撲ファン
の投書で多かったということを明らかにした。

同様に鶴竜は1月の月給だけがカットされた。
最も驚いたのは八角(元北勝海)理事長が
3ヶ月の月給がカットされたことである。
また伊勢ヶ濱(元旭富士)が理事を辞任した。
また、引退した日馬富士は「引退勧告相当」
という処分になった。これは今後同様な事件が
起きたときは引退勧告するという意味である。

今日1日は相撲協会にとってはとてつもなく
重く、長い日であった。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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