ここ数日は今日の臨時理事会でどんな処分が
くだされるか、多数の予想が繰り広げられた。
それが急転直下、貴ノ岩の事情聴取が昨夜
実施されたというのだから、驚きをもって
迎えられた。これをもって貴乃花親方の軟化
か、という見方があるが、組織に身をおく
理事としては遅すぎるくらいである。
<日馬富士>
臨時横綱審議会でも、「貴乃花親方のこの間
の言動は批難に値する。これは横審全員の
意見でありました。この親方が執行部のメン
バーであることの責任をまったく放棄して
いる。これは普通の組織体の中では、ありえ
ないことだと。こういう意見がほとんどで
ありました」と異例の発言をした。
ただ、貴乃花親方に関しては聴取した上で
評価するとただ一人処置が先延ばしになった。
貴ノ岩の聴取でわかったことは以下である。
1.白鵬の説教が一段落したので、スマホを
手にした。
2.無礼なことをしたとは思っていない。
3.なぜ誰も暴行を止めなかったのか。
4.暴行が終わったのはとりあえず、謝罪
したからであった。
5、母校の関係者の前で恥ずかしかった。
6.日馬富士の引退は望んでいなかった。
7.示談に応じる気持ちはない。
貴ノ岩はまだ後遺症があるという。一月場所、
貴ノ岩は全休しても、三月場所は十両最下位
にするという処置は、この日の救いであった。
<日刊スポーツの記事>
意外な処分は白鵬の1月の月給がカット、
2月の月給が半額になったことである。日馬
富士暴行の現場にいながら、防ぐことができ
なかった。ある意味暴行を容認していたこと
になる。また、横審から張り差し、エルボー
気味のかちあげは、勝ち方が横綱らしくない
と言う趣旨が語られた。これらは相撲ファン
の投書で多かったということを明らかにした。
同様に鶴竜は1月の月給だけがカットされた。
最も驚いたのは八角(元北勝海)理事長が
3ヶ月の月給がカットされたことである。
また伊勢ヶ濱(元旭富士)が理事を辞任した。
また、引退した日馬富士は「引退勧告相当」
という処分になった。これは今後同様な事件が
起きたときは引退勧告するという意味である。
今日1日は相撲協会にとってはとてつもなく
重く、長い日であった。
年賀はがきをプリントしました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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