終盤戦最初の日、優勝に大きく関る大勝負
2番が組まれた。まず、全勝豪栄道と2敗
稀勢の里の対戦。この勝負圧倒的パワーで
稀勢の里有利と思われた。事実稀勢の里は
突き押しで攻め立てた。当然豪栄道は後退
する。しかし、予想をはるかに超えて豪栄道
は持ちこたえた。つかさず、相手のふところ
に飛び込んで、速攻で一気に走り、最後は
渡し込んだ。豪栄道は普段みせたことのない
力を発揮している。稀勢の里は3敗となり、
大きく後退した。
<速攻で稀勢の里を圧倒した豪栄道>
次は1敗日馬富士対2敗高安戦である。と
いっても横綱対関脇である。横綱有利なのは
当然である。しかし、実際は違った。高安は
日馬富士の攻めをしのぎにしのんだ。それが
最後の逆転を呼ぶこととなった。日馬富士
まさかの敗戦であり、痛恨の敗戦であった。
逆に高安はすばらしい。長足の進歩である。
先場所の11勝といい、今場所といい、急速に
力をつけている。大関候補へ大きく踏み出した。
<高安、日馬富士に逆転勝ち>
今日の結果、全勝豪栄道、1敗がいなくなり、
2敗日馬富士・高安となった(上位限定)。
豪栄道は2差つけたことによって、精神的優
位にたった。残り4日間、豪栄道の対戦予想
は12日目鶴竜(確定)、13日目日馬富士、14
日目魁聖、千秋楽琴奨菊である。ポイントと
なるのは両横綱戦である。過去、11連勝して
4連敗した例があるが、今の豪栄道では考え
られない。
<2差をつけ全勝街道を走る豪栄道>
豪栄道はこのまま突っ走るのか。もう一波乱
あるのか。全勝の可能性はあるのか。ストッ
プをかけるとしたら誰か。2差ついたとはいえ、
残り4日間目を離せない。
【番外】
昨日10日目、台風のニュースに大相撲中継
は翻弄された。予定はBS102で13時から15時
10分まで。総合放送は15時10分からであった。
実際は
BS102 13時から15時20分
BS101 15時20から17時5分
総合17時5分から18時
急変は予測できないいやらしい細切れ放送と
いうカタチになった。平日だっただけに留守
録がうまくいった方のほうが少ないのでは。
災害時の大相撲中継は想定放送予定を視聴者
にNHKのネットなどで知らせてはいかがだ
ろうか。それも細切れ放送は避けるカタチで。
場所中はやることが多く寝不足です。
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