大相撲

■秋11日目 予想外の展開となった優勝戦線

2016年9月21日

終盤戦最初の日、優勝に大きく関る大勝負
2番が組まれた。まず、全勝豪栄道と2敗
稀勢の里の対戦。この勝負圧倒的パワーで
稀勢の里有利と思われた。事実稀勢の里は
突き押しで攻め立てた。当然豪栄道は後退
する。しかし、予想をはるかに超えて豪栄道
は持ちこたえた。つかさず、相手のふところ
に飛び込んで、速攻で一気に走り、最後は
渡し込んだ。豪栄道は普段みせたことのない
力を発揮している。稀勢の里は3敗となり、
大きく後退した。

160921十一日目幕内 616
<速攻で稀勢の里を圧倒した豪栄道>

次は1敗日馬富士対2敗高安戦である。と
いっても横綱対関脇である。横綱有利なのは
当然である。しかし、実際は違った。高安は
日馬富士の攻めをしのぎにしのんだ。それが
最後の逆転を呼ぶこととなった。日馬富士
まさかの敗戦であり、痛恨の敗戦であった。
逆に高安はすばらしい。長足の進歩である。
先場所の11勝といい、今場所といい、急速に
力をつけている。大関候補へ大きく踏み出した。

160921十一日目幕内 712
<高安、日馬富士に逆転勝ち>

今日の結果、全勝豪栄道、1敗がいなくなり、
2敗日馬富士・高安となった(上位限定)。
豪栄道は2差つけたことによって、精神的優
位にたった。残り4日間、豪栄道の対戦予想
は12日目鶴竜(確定)、13日目日馬富士、14
日目魁聖、千秋楽琴奨菊である。ポイントと
なるのは両横綱戦である。過去、11連勝して
4連敗した例があるが、今の豪栄道では考え
られない。

160921十一日目幕内 623
<2差をつけ全勝街道を走る豪栄道>

豪栄道はこのまま突っ走るのか。もう一波乱
あるのか。全勝の可能性はあるのか。ストッ
プをかけるとしたら誰か。2差ついたとはいえ、
残り4日間目を離せない。

【番外】
昨日10日目、台風のニュースに大相撲中継
は翻弄された。予定はBS102で13時から15時
10分まで。総合放送は15時10分からであった。
実際は
BS102 13時から15時20分
BS101 15時20から17時5分
総合17時5分から18時
急変は予測できないいやらしい細切れ放送と
いうカタチになった。平日だっただけに留守
録がうまくいった方のほうが少ないのでは。
災害時の大相撲中継は想定放送予定を視聴者
にNHKのネットなどで知らせてはいかがだ
ろうか。それも細切れ放送は避けるカタチで。

場所中はやることが多く寝不足です。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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