関脇優勝して大関に昇進した安青錦。勢いのあるまま場所を迎える。
では関脇優勝して新大関で優勝した力士はいるのか。双葉山しかい
ない。双葉山は69連勝の途上であった。

関脇優勝した大鵬・北の湖は10勝5敗で終わっている。同様に千代
の富士は11勝4敗だった。現役の大の里は9勝6敗だった。関脇優
勝後の新大関優勝はかなり難しい。
そもそも新大関の優勝はどれくらいあるのか。
双葉山
千代ノ山
若羽黒
清國
栃東
白鵬
千代ノ山は新大関から連続優勝したが、横綱昇進はなかった。若羽
黒・清國は1回の優勝で終わっている。新大関優勝はかなり狭き門
である。
安青錦に有利な条件を探すと、2横綱1大関である点だ。横綱・大
関の層が厚くない。しかも豊昇龍・琴櫻には分がいい。豊昇龍には
優勝決定戦を含め4連勝中である。

現代の優勝はいかに関脇以下の負けを少なくするかにかかっている。
昨年の優勝者の関脇以下の敗戦数をみていこう。
1月豊昇龍 3敗
3月大の里 3敗
5月大の里 0敗
7月琴勝峰 2敗
9月大の里 1敗
11月安青錦 2敗
3敗はいささか負けすぎである。もう一つは優勝を争っている者同
士の対戦に勝つことが優勝条件になる。
新大関優勝の道は険しいが、別の視点では可能性は高まる。これが
結論である。