照ノ富士が鶴竜に敗れ、ついに7連敗になった。悪くい
えば白星配給王的存在に成り下がっている。このあと、
横綱白鵬、大関との対戦が控えているが、誰とやっても
勝てそうもない雰囲気である。しかし、現時点では休場
はなさそうである。
悪いところがはっきりしているなら初日から休場すべき
ところを、横綱・大関は負けが込むと休場するという悪
しき習慣があった。それに対して2つのエピソードは横
綱・大関の休場あり方を考えさせてくれる。
一つ目は魁傑に関するエピソードである。魁傑は2度の
大関昇進と2度の陥落を経験している。一度大関を陥落
した力士が再度好成績を続け、カムバックした。その魁傑
の不撓不屈の精神は休場に関しても歴史に強烈な名言を
残した。

<魁傑の記事>
魁傑は負けが込んでも休まなかった。その理由を魁傑自
身はこう語った。「休場は試合放棄である」と。この言葉は
当時相当のインパクトをもって受け止められた。これまで
横綱・大関は負けが込むと、休場があたりまえであった。
この悪しき因習に誰もがすっきりしないものを感じていた
のを、魁傑が一掃したのである。
もう一つのエピソードの持ち主は横綱玉の海である。玉の
海は虫垂炎を患っていた。玉の海は持ち前の責任感から
切らずに、注射で散らしていた。それが夏の巡業、九月の
本場所と長期に渡っていた。

<玉の海>
実は九月場所前、玉の海の四股名を名乗ることを許諾し
たNHK解説者の玉の海梅吉氏は「症状がでているなら
最初から休場したほうがいい。出場して負けが込んで休
場ではいかにもみっともない」と休場を薦めた。これに
対し横綱玉の海は「先代、私は不死身なんでしょうかね
え。無様な相撲を取ったら、遠慮なく批判してください」
とポンと腹をたたいたという。九月場所、出場した玉の海
は苦闘のなかから12勝と横綱の責任勝ち星をあげた。
横綱・大関の休場はどうあるべきか。魁傑・玉の海の2力
士がすでに答を出していた。
五月場所中盤戦に突入!
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