★相撲人気
チケットは前売りですべて完売。大阪場所は15日間満員
札止めという、これ以上ない人気だった。人気の要因は、
琴奨菊の横綱をかけての戦いである。日本人横綱誕生と
なれば、3代目若乃花以来となる。昨年は15日間満員だ
ったが、空席が目立った日もそれなりにあった。
★琴奨菊の横綱挑戦
琴奨菊は、前半と後半の相撲が異なった。前半、先場所
同様がぶり寄りがさえたが、後半、変化に対応できず、
3横綱に完敗した。8勝7敗。32歳で横綱のチャンスは
もうない、とみるのが自然。
★白鵬が4場所ぶり36回目の優勝
初日に宝富士にあっさり負けをして、どうなるかと思った
が、修正してきた。今場所は右四つに組み止めてから、
が、修正してきた。今場所は右四つに組み止めてから、
料理するのではなく、突き押しや速攻が目立った。特に
決戦となった稀勢の里戦、豪栄道戦は圧巻だった。
千秋楽、変わり身で大阪相撲ファンのブーイングの嵐と
なった。期待をすかされたり、場所中ダメ押しで、井筒
(元逆鉾)審判が3ヶ月の骨折となったりした。白鵬が
突き進む道は、王道からはずれた場所でもあった。
★大関について
稀勢の里が久々に優勝争いに加わった。13勝は4度目。
いずれも白鵬の壁にあたっている。稀勢の里の優勝は、
取りこぼしがなく、白鵬を倒したときに実現する予感が
した。
した。
豪栄道は大関で苦しんできた。先場所は4勝11敗。それ
が地元大阪で突然変異の如く優勝争いをして12勝3敗。
場所を盛り上げた1人である。
照ノ富士は低空飛行からさらに失速した。「健康上の理
由などなんぼ言い立てても、相手には勝てん」と言った
のは力道山である。ケガに負ければ、負けただけの結果
しか出せない。
★関脇以下
関脇・小結の嘉風・豊ノ島・栃煌山は惨敗。前頭筆頭の
琴勇輝が、横綱・大関戦で3勝3敗。関脇以下に9戦全
勝と大健闘。殊勲賞はおろか、敢闘賞も当然、値する
突き押しの内容だった。三賞の表彰式のとき「敢闘賞は
どうした」「トロフィーも土俵上でちゃんと渡せ」という、声
があった。
突き押しの内容だった。三賞の表彰式のとき「敢闘賞は
どうした」「トロフィーも土俵上でちゃんと渡せ」という、声
があった。
隠岐の海はよく勝ちこした。横綱・大関とフル対戦して、
勝ちこしたのは琴勇輝と隠岐の海の2力士である。あと
勢が内容ある相撲を取って、土俵を盛り上げた。人気は
全国区だが、やはり、大阪は特別人気である。
★ほかに気がついた点
幕内・十両、十両・幕下の入れかえ戦を頻繁に行い、活
性化をはかる必要がある。相撲内容も番付も活性化する
相乗効果をもたらす。
序二段に琴鎌谷、三段目に小柳・石橋、序ノ口に朝玉木
と見どころが増えた。でも幕下以下の最大の注目力士は、
宇良である。今や宇良を知らなくては相撲ファンとはいえ
ない浸透している。
ない浸透している。
★場所の採点
これまで述べてきたことを総合すると75点。
大阪の疲れに負けず執筆します。
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よしなに
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