大相撲

白鵬の63連勝2 把瑠都と全勝決戦

2016年3月18日

平成22年三月場所、関脇把瑠都は長足の進歩をみせた。
3日目、把瑠都が稀勢の里を突き立て一方的に突き倒し
た。それは今まで見たこともない把瑠都の相撲である。
以前の把瑠都の突っ張りは、どことなくすきがあり、
ともすれば相手に飛び込まれかねなかった。把瑠都が
怪力の四つ身に加え、もう一つ武器を持てば、戦力は
倍増する。相手力士にも脅威になる。横綱東富士は「大関は
一芸あればいい。しかし、横綱は一芸ではだめだ。二芸
必要だ」というのが持論だった。把瑠都の突っ張りは、
自分より強い力士、下からくい下がる力士に対して有効に
なる。
2白鵬対把瑠都A
<白鵬対把瑠都戦の立ち合い>
 
好調把瑠都と横綱白鵬は11日目全勝で対戦することに
なった。当時、両力士の勝負をこう予想していた。やはり
総合力では白鵬のほうが上と言わざるを得えない。加えて
こういう大一番を何度もくぐり抜けてきた経験が大きい。
把瑠都に勝機があるとすれば、突っ張っておこし、後退
させて組んでもそのまま圧倒して一気に攻めきることで
ある。
                  
平成18年年五月場所、初優勝を目指す大関白鵬の前に
立ちふさがったのが新入幕で旋風をおこした把瑠都だった。
千秋楽異例の取組、大関対新入幕が組まれた。このときは
あたってからの変化で白鵬に軍配があがった。あれから
4年の時を経て、今10戦全勝同士で優勝をかけて激突する。
2白鵬対把瑠都
<全勝対決は白鵬が把瑠都を退ける>
 
大勝負に名勝負なしというが、白鵬が上手を与えず、
把瑠都がまきかえにきたところを寄りたて、最後は上手
投げで勝利した。白鵬はかつて把瑠都相手にがっぷり
四つで苦戦した経験から学んだ。負けて覚える相撲かな
という言葉があるが、把瑠都は次の対戦でどうすべきか
学んだはずである。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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