平成22年三月場所、関脇把瑠都は長足の進歩をみせた。
3日目、把瑠都が稀勢の里を突き立て一方的に突き倒し
た。それは今まで見たこともない把瑠都の相撲である。
以前の把瑠都の突っ張りは、どことなくすきがあり、
ともすれば相手に飛び込まれかねなかった。把瑠都が
怪力の四つ身に加え、もう一つ武器を持てば、戦力は
倍増する。相手力士にも脅威になる。横綱東富士は「大関は
一芸あればいい。しかし、横綱は一芸ではだめだ。二芸
必要だ」というのが持論だった。把瑠都の突っ張りは、
自分より強い力士、下からくい下がる力士に対して有効に
なる。

<白鵬対把瑠都戦の立ち合い>
好調把瑠都と横綱白鵬は11日目全勝で対戦することに
なった。当時、両力士の勝負をこう予想していた。やはり
総合力では白鵬のほうが上と言わざるを得えない。加えて
こういう大一番を何度もくぐり抜けてきた経験が大きい。
把瑠都に勝機があるとすれば、突っ張っておこし、後退
させて組んでもそのまま圧倒して一気に攻めきることで
ある。
平成18年年五月場所、初優勝を目指す大関白鵬の前に
立ちふさがったのが新入幕で旋風をおこした把瑠都だった。
千秋楽異例の取組、大関対新入幕が組まれた。このときは
あたってからの変化で白鵬に軍配があがった。あれから
4年の時を経て、今10戦全勝同士で優勝をかけて激突する。

<全勝対決は白鵬が把瑠都を退ける>
大勝負に名勝負なしというが、白鵬が上手を与えず、
把瑠都がまきかえにきたところを寄りたて、最後は上手
投げで勝利した。白鵬はかつて把瑠都相手にがっぷり
四つで苦戦した経験から学んだ。負けて覚える相撲かな
という言葉があるが、把瑠都は次の対戦でどうすべきか
学んだはずである。
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