大相撲

■春初日 2つの敗因

2016年3月13日

白鵬が初日、これまで10勝無敗の宝富士にあっけなく、
雑な取り口で敗れた。宝富士がどこからいっても、負ける
要素がなかっただけに予想外であった。白鵬の敗因は
何か。白鵬はここ2場所最終盤で、まったく勝つ気がなく、
あっさり負けてきた。十一月場所●照ノ富士●鶴竜、一月
場所●稀勢の里●日馬富士。あっさり負けだけではない。
優勝のチャンスさえ放棄しているかのように見えた。その
ような安易な取り口が、自然に身について、最終盤だけ
でなく、初日の相撲にでてしまったのである。

初日に1敗した白鵬は2日目から立ち直れるのか。昨年
の九月場所は、連敗して休場してしまった。栃錦は初日
に負けて、3度優勝した。大鵬は初日負けてから45連勝
した。朝青龍は初日、2日目と連敗して13連勝した。今の
白鵬に相撲にかける執念がどこまであるか。2日目以降
注目である。

鶴竜の敗因は、いい体勢になっても攻めずに、躊躇して
いたことである。左四つ、相手の豊ノ島に上手を与えな
い絶好の体勢になった。あとは、豊ノ島の捨て身の下手
投げか突き落としを用心するだけである。それには上手
からの技でくずして、左下手を取って引き付け、攻めを
止めないことであった。相撲では、負けまいと退嬰的に
なることが負けを呼ぶのである。勝ったものの逸ノ城が、
有利な体勢でじっとしていたことも同様である。

2横綱が初日から黒星。日馬富士も体調万全でない。
横綱は土俵の中心であり、優勝を宿命づけられている。
三月場所をしらけ場所にしないためにも、なぜ負けたか、
敗因を分析して、土俵に生かす姿を示していただきたい。

三月場所突入。様々な視点で場所をとらえます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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