大相撲

■名千秋楽 突然浮上した豪栄道の大関昇進

2014年7月29日

豪栄道が千秋楽であたる琴奨菊に勝てば大関に昇進する
との情報が入ってきた。この情報を聞いた観客の一人は
「豪栄道って今場所大関取りの場所だったの?」と口に
した。同感である。これが正直な感想である。

140727千秋楽幕内 1106

よく3場所通算成績の勝利数が取り上げられるが、年6
場所で3場所だけを取り上げるのは短すぎる。一時の勢い
で昇進してしまう。昇進したら8勝、9勝が多くなり、
優勝争いはほとんどできないというのがこれまでの大関の
歴史である。賢者は歴史に学び、愚者は体験に学ぶ。

140727千秋楽幕内 1115

千秋楽、幕内取組は琴奨菊対豪栄道、白鵬対日馬富士
へむけてたんたんと進行していった。途中遠藤や、大砂嵐が
登場したときには盛り上がったが、あくまで最大の注目は
前記2番である。大関昇進か日本出身日本人の優勝か。
時を刻み、ついに豪栄道対琴奨菊激突の瞬間が来た。 
豪栄道は堅くなることもなく、思い切り琴奨菊を攻め込ん
で勝利した。

140727千秋楽幕内 1118

8勝、8勝、12勝、8勝、12勝 直近5場所48勝で豪栄道
は大関に昇進する。初代若乃花は不十分な成績で大関に
昇進したことをよしとしなかった。猛稽古で横綱より強い
大関になった。豪栄道も同じ道を期待したい。
140727千秋楽幕内 1129
 

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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