大相撲

■七月場所総評

2014年7月30日

●優勝争いについて
千秋楽を向かえ3敗までが圏内。2敗が白鵬、琴奨菊、
3敗が豪栄道、高安と4人と近年ない多さである。しかし
これは100メートル競争でいえば10秒0のレベルに起因
している。白鵬がレベルアップすればこうはいかない。

●白鵬に衰えはあるか
豪栄道戦は自滅的相撲で気になる負け方だが、衰えと」
結びつけるまではいっていない。白鵬の休場が目立って
きたとき考える余地はあるが、休場のきわめて少ない
横綱である。

●日馬富士、鶴竜の両横綱について
日馬富士はよく負けた。かつ優勝争いさえできない情け
ない状態だった。日馬富士は今年になって1度も優勝を
かけた横綱決戦ができていない。鶴竜は未だ横綱見習い
のままである。

140727千秋楽幕内 982
<左から豪栄道、白鵬、鶴竜>

●最後まで優勝を争った琴奨菊について
琴奨菊は予想以上に健闘し、大砂嵐・高安をまったく
寄せ付けない強さを示した。残念なことは琴奨菊が大関に
昇進して17場所になるが、今回が初めての優勝争いである
点だ。これは誰がみても少なすぎる。

●9勝に終わった稀勢の里について
気になるのは稀勢の里はどういう指導を受けているのだ
ろうか、という点である。進歩が見られず、もろさが
目立った。稀勢の里はこのままでは現状維持で終始
していまうのではという気がした。

140727千秋楽幕内 1010
<左から日馬富士、琴奨菊、稀勢の里>

●豪栄道の大関昇進について
問題は豪栄道に大関の力があるかどうかである。大関とは
3場所に1回は優勝争いをして、ときには横綱以上の存在
価値を示す。最低でも10勝の成績をあげる責任感がある。
豪栄道に以上ができるか、なんかご都合主義で誕生した
大関の感じがする。

●大砂嵐・遠藤について
大砂嵐は幕内上位で負け越したが、7勝と敢闘した。
遠藤は幕内中位で8勝と期待はずれだった。研究されて
きたなら、それを上回る研究・稽古が必要。

●十両の逸ノ城は13勝をあげ入幕してくるが
幕内の力はある、ただ、栃ノ心と本割・決定戦と2番
取って同じような負け方をしてはいけない。負けても
いいから工夫をみせることが大切である。

●場所の点数をつけるなら
優勝争いが白熱したこと、琴奨菊、豪栄道、大砂嵐の
活躍がプラス点、白鵬以外の横綱、豪栄道を大関にした
協会の姿勢、期待はずれの稀勢の里、遠藤のマイナス点
で総合75点である。

140727千秋楽表彰 691
<優勝した白鵬と旗手安美錦>

※追記 七月場所の■名初日から■名9日目まで写真を
順次入れています。あわせてご覧いただければ幸いです。
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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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