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隆の山がみせた技の相撲の数々

七月場所3日目から休場していた幕下6枚目の隆の山が
引退した。隆の山は外国人は大型というイメージとは逆に
軽量で十両に上がれるかどうかもわからなく、下積みが
長かった。序ノ口から十両に昇進するまで56場所を要した。
56場所の成績は215勝172敗5休 ○38(休場は負け扱い)
筆者は幕下で苦労する隆の山を見続けてきた。一時は
三段目に落ちたこともあった。技の相撲に活路を見出し
ついに2011年の技量審査場所で十両昇進を決めたときは
飛び上がって喜んだものである。
十両で土俵に上がると隆の山に観客から大きな拍手が
おくられた。ああ、隆の山はこんなに多くファンに好か
れていたんだ。十両昇進を待ち臨まれていたんだ。
と思わずにはいられなかった。
突然の引退はとてつもなく寂しい。過去を思い出しながら
隆の山のもう観ることができない技を振り返ってみよう。 
隆1
<2006(平成18)年七月場所  <2007(平成19)年五月場所13日目
7日目対東心山 寄り切り>        対獅子王 けたぐり>
隆2
< 2008(平成20)年七月場所9日目 対前田 うっちゃり>
隆3−2
<2008(平成20)年九月場所13日目 対佐田錦 掛け投げ>
隆4
<2009(平成21)年  <2010(平成22)年三月場所7日目対魁聖 下手投げ>
七月場所10日目対柳川 外掛け>
隆5
<2011(平成23)年一月場所 10日目対栃翼 内掛け>    
隆6
 <2011(平成)年技量審査場所13日目対南(後の天鎧鵬)  新十両
 うっちゃり>
隆7
<2011(平成23)年七月場所<2011(平成23)年七月場所  稀勢の里の
4日目 対城ノ龍 とったり>  8日目対双大竜 下手投げ>  付人時代
隆8
<2011(平成23)年七月場所5日目対佐田の海 河津掛け>
名称未設定 1
<2011(平成23)年七月場所13日目対妙義龍 送り投げ>

隆の山が一番輝いていたのは2011(平成23)年七月場所の
新十両のときである。紹介した写真以外にも武州山戦のうっち
ゃり、濱錦戦の小手投げなどがある。16場所の関取生活だったが
98キロの軽量で自分の限界以上の相撲を取って土俵を去ることに
なった。第二の人生の幸を願ってやまない。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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