大相撲

■春十一日目 十両、気になるやつら

2014年3月24日

今場所十両が気になる
好感度力士豊真将
10日目まで十両全勝の豊真将はかなり好調である。
この日は琴勇輝を相手にのどわをしのぎ、まわり
込んで寄り立てた。

短い時間の中にも一瞬の攻防が凝縮された一番で
あった。豊真将は丁寧な礼をし、懸賞金を受け取る
際もきちんと正式な形で手刀を切る好感度の高い
力士である。三役にあがってから久しいが、この
真摯な姿勢があればいずれ再昇進すると思っている。
これからは優勝争いが続くが、取り口は安定している。

大喜鵬
大喜鵬は入幕して白鵬の露払い、太刀持ちをする
立ち場なのに十両に低迷したままである。
一度入幕して大負けしてから5場所連続十両で
ある。それも今場所を除く4場所中3場所は負け
越している、相撲が雑である。負け方がもろい。
理に適った相撲、理詰めの相撲からは程遠い。
万年十両で終わるのではという危惧さえある。
必要なのは現状を打破する力である。

阿夢露
復活は阿夢露のためにある言葉である。2012年の
一月場所10勝をあげながら右膝十字靭帯断裂で
途中休場。その後4場所連続全休で序二段まで
落ちた。復活まで7場所を要して今場所十両に
復活した。体重は150キロ以上が多い相撲界で
127キロと細身。年齢は30歳だが、幕内を目指して
果敢な相撲を取ってほしい。

※追記 豊真将は千秋楽敗れ、惜しくも15戦全勝は
ならなかった。大喜鵬はなんとかふんばって幕下
降下を防いだ、阿夢露は7敗から3連勝して
勝ちこした。
<写真は豊真将>
140319十一日目幕下以下 917ほうましょう

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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