大相撲

■春十二日目 鶴竜は静かなる闘志のタイプ

2014年3月24日

優勝をかけ、全勝の横綱日馬富士と1敗の大関鶴竜が
激突した。相撲はあたっていなした鶴竜が体勢が
およいだ日馬富士を送り出した。

場所前の予想は鶴竜の優勝は容易でない、というのが
大半の見方だった。まして初日遠藤戦は紙一重の勝利
だし、先場所負けた隠岐の海に三日目またしても
不覚をとるなど場所にはいってもその見方は変わら
なかった。12日目終了の時点でもまだ全勝の白鵬、
ガチンコの稀勢の里戦を残しているだけに予断は
ゆるさない。

鶴竜は勝っていても圧倒的強さとか、勢いにのって
いて負ける気がしないということを感じさせない
タイプである。流れの中での勝利、たんたんとした
勝利、そんな印象が強い。静かなる闘志は相撲人生
最大の関門となる連戦を迎えんとしている。
<写真は日馬富士対鶴竜>
140320十二日目幕内 1081

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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