10位 気合入れで人気者の高見盛が引退
2012年十一月場所、大阪から観戦に来ていたお客さんが
いた。十両東9枚目の高見盛が登場すると「高見盛ぃ!
何とかがんばって大阪までもってくれぇ」と声援を
とばしていた。しかし、そのかいもなく高見盛は
一月場所後に引退した。
最後の塩の前の気合入れは観客もあわせて声をかける
ほど人気を博した。懸賞金も多くかけられ幕内前半の
見所であった。引退後は年寄振分を襲名。
S氏が2位にあげている。
8位 4代木村正直現役のまま逝去
8位 稀勢の里優勝と横綱ならず
9位はなく、8位タイが2つ出た。ともに1位で
強烈に推した方がいての順位入りとなった。
4代木村正直が病のため59歳で亡くなられた。現役
行司の死去は1995年の木村圭吾以来である。2009年
5月場所を途中休場したり、2010年九月場所から
2011年一月場所まで休場したりしていた。今年の
一月場所も休場したため、2012年十一月場所の
9日目が最後の土俵となった。
M氏が1位にあげている。
<写真は木村正直最後の捌き。左は琴奨菊>」
※注 最後の土俵は不戦勝
五月場所、大関稀勢の里は初日から13連勝。14日目
同じく13連勝の横綱白鵬と激突した。この一番の
勝者が優勝に大きく近づくことは間違いなかった。
この日の観客は白鵬対稀勢の里戦をいまや遅しと
待っていた。満員の観客が注目する中、両者激しい
攻めあいしのぎあいとなった。両者一歩も引かない
攻防。最後は意外な形で決まった。白鵬が一瞬の
あびせ倒し、まさに死闘だった。稀勢の里が最も
優勝に近かった場所であった。
A氏が1位にあげている。
(この項目続く)