朝から雨が降りしきる首都圏。普段なら家にこもって雨を避けるの
だが、今はそうはいかない。大相撲が開催されているなら雨中でも
朝早く国技館に向かった。救いは帰るときやんでいるという予報で
ある。
新横綱で休場した豊昇龍は出直しの場所である。2勝2敗から立ち
直って4勝2敗まできた。7日目対戦相手は平戸海である。一月場
所、豊昇龍が優勝とき3敗した。そのとき土をつけた一人が平戸海
であった。ここで勝って5勝2敗と負けて4勝3敗では天と地ほど
違う。

相撲は、両力士あたって平戸海がもろざし。次の瞬間、豊昇龍が小
手投げで投げ捨てた。平戸海はもろざしを生かすチャンスがなかっ
た。豊昇龍は思い切った投げが勝因である。8日目は尊富士戦、9
日目は先場所負けた一山本戦が予想される。
全勝大の里は3勝3敗尊富士と対戦した。両力士立ち合い激しくぶ
つかりあった。大の里がすぐさまはたき込んで決めた。相撲は危な
げなく、スピード感ある結果となった。

幕内中位では伯桜鵬が全勝で浮上してきた。勝ち越せば優勝を争う
上位と対戦が考えられる。小結若隆景が1敗で続いている。1敗は
初日の豊昇龍戦である。大栄翔は2敗となった。ともに大の里戦は
これからである。またホープ安青錦が1敗をキープしている。

今場所も優勝争いは興味深い展開に向かいそうである。場合によっ
ては2敗組が加わる可能性がある。