幕下では朝乃山が登場した。対戦相手は東誠竜である。玉ノ井（元
大関栃東）部屋25歳である。東誠竜は正攻法で朝乃山を攻め立て、
堂々と勝利した。
炎鵬は千代丸相手に体重差をものともせずに寄り切った。朝乃山は
１勝１敗。炎鵬２勝。幕下以下は原則相星で取組が決まる。朝乃山
対炎鵬は次の対戦ではない。
４日目は取組が極端に伸びた。物言いが多かった。十両土俵入りは
予定14時15分が30分弱後になった。幕内前半の審判の入場は16時５
分だが、土俵入りの最中であった。幕内後半は17時審判が入場する
が、実際は17時５分頃となった。
幕内の物言いは遠藤対獅司である。勝負は獅司が勝ったように映っ
た。だが、勝負の最中に獅司に踏み越しがあった。
前日豊昇龍を倒した王鵬は大の里と対戦した。相撲は圧倒的パワー
で大の里が完勝した。あまりの強さに横綱だという声が聞こえた。
確かに大の里の強さが目立った。しかし、横綱は品格力量抜群であ
る。ちょっとやそっとの強さではない。まして大の里は10勝－12勝
できている。
前日１敗した豊昇龍は阿炎と対戦した。対戦成績は現在３連敗中で
ある。先場所は初日に対戦して何もできず、完敗した。今場所の相
撲は、阿炎がもろ手突きから引き落とした。豊昇龍のもろさが気に
なった。
豊昇龍は早くも連敗で２敗となった。金星は５個目の配給である。
２敗のままですまない予感がする。このままでは優勝は危うい。同
じ相手に４連敗中である。豊昇龍に横綱の力量はない。未だ大関の
延長上にある。
