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新大関大の里論

新大関大の里が誕生した。ニ所ノ関部屋で行われた伝達式では「大
関の地位を汚さぬよう、唯一無二の力士を目指し、相撲道に精進し
ます」と口上を述べた。

幕下付出10枚目から9場所を、入幕してから5場所を要しての大関
昇進だった。ともにスピード出世である。この間負け越しはない。
三賞は殊勲賞2回、敢闘賞3回、技能賞3回受賞している。幕下・
十両優勝はないのにすでに幕内優勝を2回成し遂げている。

<師弟>

大の里はどんな大関になるだろうか。九月場所は2回目の優勝の場
所では明らかには初優勝より強くなっている。そのポイントはおっ
つけである。だから圧倒する相撲が多くなった。さらに成長する伸
びしろがまだある。

大の里の横綱の可能性はあるか。学生出身の横綱は輪島一人である。
横綱輪島が誕生して半世紀以上経っているが、学生出身横綱は生ま
れていない。

大関には2種類ある。横綱になるためのステップとしての大関と大
関が限界の大関である。分岐点は大関在位場所数が短いか長いかで
ある。時間をかけて結果的に横綱になっても短命になる恐れがある。
大の里は大関在位場所数が長いか短いかで横綱の可能性がみえてく
る。学生出身で唯一横綱になった輪島は大関在位4場所であった。

<新大関大の里>

技術面ではどうか。東富士は言う。大関は一芸あればいい。しかし、
横綱は一芸ではだめだ。ニ芸必要だ。横綱二芸論が持論だった。大
の里を見るポイントになる。

大の里を取り巻く環境は特殊である。横綱は休場ガチで、晩年に入
っている。先輩大関は手薄で弱い。3横綱がそろっている時代では
ない。大の里は優勝しまくっていい。混迷の時代は新しい英雄を生
み出さんとしている。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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