九月場所行われなかったことがある。それは通常中日に行われる新
序出世披露である。それがなかったことは、新弟子ゼロを意味して
いた。
それでいて九月場所中・場所後の引退は貴景勝、妙義龍、碧山はじ
め11人に及んだ。力士数の減少は顕著である。これは九月場所だけ
の話ではない。
一月場所 入門11人 引退17人
三月場所 入門27人 引退17人
五月場所 入門10人 引退13人
七月場所 入門4人 引退10人
九月場所 入門0人 引退11人
5場所トータル16人引退力士が多い。
九月場所、取組開始はほぼ9時半である。かつて8時半取組開始の
時代があった。13日目、14日は10時45分取組開始であった。いずれ
も幕下で塩がはいった。千秋楽は10時20分取組開始だったが、やは
り幕下で塩が入った。つまり、13日目から千秋楽は取組開始が早か
ったといえる。
日本の人口自体が減少している。少子化が進んでいる。ほかにもサ
ッカー、バスケットボール等プロスポーツがある。現代は相撲に触
れるチャンスは以前ほど多くない。土俵がある学校は減少している。
昭和42年番付枚数削減の改革がおこなわれた。時の理事長時津風
(元双葉山)は力士数の理想500人をうちだした。十一月場所、力
士数は589人ほどになる。力士数500人時代が来るのは遠くないかも
しれない。