琴ノ若が大関に昇進した。祖父大関琴櫻と同じ26歳
だった。琴ノ若は1場所だけ琴ノ若で今後は琴櫻を
名のるという。琴ノ若は祖父の大関時代を超えられ
るのか。
●新大関の成績
新大関琴櫻は8勝7敗だった。これは新大関として
は躓きだった。琴ノ若は最低2ケタ勝利をあげる意
気込みで臨んでいただきたい。
●年間勝利
琴櫻は大関2場所目から7場所目の1年間で58勝を
あげた。1場所平均10勝未満である。これが大関琴
櫻の1年間の最高成績だった。大関琴ノ若が目標に
すべき数字ではないかもしれない。あるいは6場所
かからないで横綱に昇進するかもしれない。
●大関優勝率
大関琴櫻は大関で4回優勝している。大関で初優勝
を達成した。大関優勝率は12.5%である。琴ノ若
はまず、初優勝することである。優勝しなければ横
綱への道は開けない。
●大関2ケタ勝利率
琴櫻は大関在位32場所で15場所2ケタ勝利だった。
2ケタ勝利率は46.9%である。半分以下である。琴
ノ若はこれを確実にクリアしなければならない。
大関は関脇とは違う。それは2ケタ勝利を続けるこ
とによって証明される。
●大関負け越し率
琴櫻は大関時代5回負け越している。4回は途中休
場である。フル出場で、5勝10敗で負け越している。
大関負け越し率は15.6%である。琴ノ若が目指す数
字ではない。負け越しは即角番になる。
琴櫻は大関で32場所かかって横綱になった。32歳の
ときであった。予想通り短命で終わった。琴ノ若は
大関琴櫻を超越した存在であっていただきたい。