大相撲

2022年1月横綱・大関に挑む13人のサムライ

横綱・大関3人体制によって挑戦者は13人に
なった。上位に休場者がいない場合、横綱・
大関との対戦圏内は前頭東5枚目の阿武咲
までである。

ここ1年横綱・大関と対戦してきた力士は
3人いる。御嶽海は上位常連というより関脇
以下最強である。2021年は55勝と2大関より
上だった。大関戦はこの1年8勝6敗と勝ち
越している。ただ、横綱照ノ富士には同じ
パターンで負けを繰り返している。また、
三賞がないため、相撲内容の向上が求めら
れる。

<御嶽海>

次は、関脇に復帰した隆の勝である。だが、
1年間の横綱戦3敗、大関戦1勝10敗と勝て
なくなってきている。貴景勝とは同部屋の
ため、対戦はなく、照ノ富士、正代だけで
ある。前に出る圧力は強く、関脇以下に勝っ
ていけば2ケタ勝利は可能である。大関を
目指すと発言しただけに注目される。

<敢闘賞を受賞した隆の勝>

3人目は大栄翔である。横綱に勝つ要素を
もっているし、大関とも互角に戦える力が
ある。押し相撲だけにリズムにのると強いが、
歯車がくるうこともある。大栄翔は思いきっ
てとれる存在であり、押しの技能がさえると
上位にとってはやっかいな相手になる。

<大栄翔>

5場所上位に在位したのが、明生、若隆景、
北勝富士である。明生は十一月場所7勝8敗
で惜しくも負け越したが、小結にとどまった。
明生は必死の土俵で上位4場所連続勝ち越し
てきただけに惜しかった。横綱戦1勝2敗、
大関戦5勝10敗である。勝ち越すためには
関脇以下にも星を残さないと苦しい。

<明生>

若隆景は2021年の一月場所、新型コロナウイ
ルスによる部屋ごと休場により、上位5場所
の出場になった。十一月場所は2勝7敗から
6連勝して勝ち越すなど驚異の粘りをみせた。
若隆景は着実に力をつけてきている。圧倒的
パワーの前に苦戦することがあるが、残すと
厄介な展開になる。横綱・大関にとっては
あなどれない力士である。

<若隆景>

北勝富士は九月場所途中休場して番付を下げ
たが、1場所で上位に戻してきた。横綱・
大関戦では立ち合いから先手を取って攻め
ないとなかなか勝てなくなってきている。

初上位挑戦は宇良である。どこまでやるか
注目したい。一月場所は2日日後である。

土曜日、がっぷり総見とどすこい研が放送されます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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