パワー相撲のあたり、一気の出足ほど危険な
モノはない。初日の取組で白鵬の対戦相手が
一番難しい。その相手は北勝富士である。
白鵬張り差しにいくも、脇があいたところを
北勝富士が右差しを深くさす。白鵬、体が
起き気味。北勝富士がそのままいっぺんに
走り、西土俵に寄っていった。
白鵬は初日から黒星となった。これは新大関
で初優勝した以降では次のようにある。四股
名は初日敗戦した力士である。
・大関時代
平成18年七月 朝赤龍 成績13勝2敗
同 九月稀勢の里 成績8勝7敗
平成19年三月稀勢の里 成績13勝2敗優勝
・横綱時代
平成19年九月 安馬 成績13勝2敗優勝
同 十一月 琴奨菊 成績12勝3敗優勝
平成20年十一月安美錦 成績13勝2敗優勝
平成24年五月 安美錦 成績10勝5敗
平成27年五月 逸ノ城 成績11勝4敗
同 九月 隠岐の海成績3敗12休
平成28年三月 宝富士 成績14勝1敗優勝
平成29年三月 正代 成績2勝3敗10休
令和元年九月 北勝富士成績?
優勝は5回あるものの、30歳以降は1回で、
休場は2回ある。さて今回は?
カド番栃ノ心は右の相四つで取りいい逸ノ城
相手である。力負けすることもない。それが
立ち合いから簡単に上手投げを食い、もろく
もころがってしまった。こんなにあっけなく、
もろい相撲で15日間相撲が取れるのか。栃ノ
心は不安いっぱいのスタートとなった。
10勝以上で大関に復帰できる貴景勝。初日は
それほど取りにくい相手ではない大栄翔。
勝負は勝ったが、気になった点が複数あった。
まず、押し込んで途中ではたいたこと。大栄
翔のいなしにバランスをくずしたこと。押し
切って勝てなかったこと。相撲はいかに自分
が力を出せる体勢をつくるかの勝負である。
貴景勝の相撲はまだ十分ではない。
3力士の明日以降の相撲が気になる初日で
あった。
台風をさけての帰宅となりました。
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よしなに
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