世の中が10連休と浮かれ気分のなか、日本
相撲協会は24日に臨時理事会を開いた。
大阪場所の優勝インタビューで三本締めを
した白鵬の処分を検討するためである。相撲
界の秩序、伝統に反する行為としてコンプ
ライアンス委員会の聴取を受けていた。三月
場所の千秋楽から約1ヶ月経っての決定と
なった。
<三月場所千秋楽 三本締めをした白鵬>
処分はけん責となった。懲戒処分のなかでは
軽めのものであったとはいえ、かつて十一月
場所の優勝インタビューの万歳三唱が厳重
注意だったことに比べると、踏み込んだ結果
といえる。ここで厳重注意だと、白鵬は、
次は新しい時代を迎えてとか新天皇誕生を
祝してとなりかねない。協会はここで釘を
刺したといえる。
なお、師匠の宮城野親方は、白鵬より厳しい
減給処分となった。処分内容は3ヶ月間10%
の減給である。
世の中には白鵬嫌い、アンチ白鵬派が存在
する。彼らの中には白鵬に何かあると引退
させろ、解雇しろ、と騒ぎ、声高に叫ぶ方が
いる。一般の企業でいうとクビである。世の
中の企業は何かあれば、即クビがまかり通っ
ているとは思えない。組織に莫大な損失を
与えたとか、罪を犯したとかというレベル
までいかないと即クビはありえない。
人間には功罪がある。罪だけを取り上げ、
功に目をつぶるのは公平なものの見方では
ない。朝青龍引退後は一人横綱として相撲界
をひっぱって来たのは白鵬である。野球賭博、
八百長発覚と相撲界が不祥事でどん底に見舞
われたとき、奮闘したのは、白鵬である。
その結果2度賜杯を受け取れない優勝があっ
たほどである。こんな寂しい優勝があろうか。
白鵬には前人未到の数々の栄光の記録がある。
最多優勝42回、横綱最多勝、通算最多勝、
幕内最多勝、年間最多勝の回数、幕内中日
勝ち越し回数など近未来では破られそうも
ない記録ばかりである。
協会はアンチ白鵬派の意見だけで動くはずが
ない。理由もない。それが改めてはっきり
した日でもあった。
絵画を点検しました。
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