九月場所は久々に白鵬対稀勢の里戦が実現
した。横綱同士では初の対戦だったが、充実
した白鵬が稀勢の里を寄せつけなかった。
驚くべきはこれが両力士60回目の対戦であっ
たことである。一口に60回の対戦という
けれど、10年以上かかるのである。その間
両者の番付が近く、なおかつ休場が少なく
ないと実現しない数字である。事実、初対戦
から60回目の対戦まで74場所かかっている。
初対戦は、稀勢の里の新入幕から10場所目で
あった。稀勢の里は入幕しても一進一退で
あったため、なかなか上位に上がらなかった。
初対戦は平成18年五月場所のことであった。
白鵬は新大関の場所であった。このときは
4日目に対戦して白鵬が勝っている。それ
だけではない。白鵬は初優勝しているので
ある。稀勢の里19歳、白鵬21歳のときである。
白鵬の大関時代に6度の対戦があり、稀勢の
里は3勝3敗の成績をあげている。
横綱白鵬には、横綱2場目から連続10場所
対戦している。稀勢の里は小結4場所、関脇
1場所務めていた。成績は1勝9敗であった。
しかし、勝った1勝は金星であり、優勝者
白鵬唯一の黒星であった。
平成21年7月場所から36場所連続対戦して
いる。終止符は白鵬の休場によるものである。
この間関脇以下の稀勢の里は横綱白鵬に対し
て3勝11敗であった。このなかには白鵬の
63連勝をストップする歴史的な勝ち星が含ま
れている。
<H22年 11月稀勢、白鵬の連勝を63でストップ>
稀勢の里の大関時代は長い。実に31場所務め
ているのである。横綱になった力士の大関
在位の最高は琴櫻と武蔵丸の32場所である。
かなり迫っていたことになる。対戦は29回
あり、稀勢の里の9勝20敗である。優勝が
かかった一番の勝負では白鵬に勝てなかった。
それだけに優勝が遠かった。初優勝した平成
29年の一月場所であった。このときは14日目
に優勝が決まった。千秋楽の白鵬戦では速攻
で攻める白鵬を逆転勝ちして有終の美を飾っ
ている。
このあと9場所対戦がなく、九月場所で実現
したわけである。通算16勝44敗であるが、
地位から考えると大善戦であった。今後横綱
同士の対戦がどこまでみられるか。2人の
対戦がどこまで続くか。注目したい。
ピ-ナッツの音楽を聴いています。
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