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幕下以下の元幕内力士

最高位小結の常幸龍が十両に復帰した。幕下
に落ちたのが平成28年七月場所であった。
そこから13場所かかって、十両東14枚目に
戻した。東幕下5枚目で4勝3敗の成績は
かなりラッキーである。幕下東筆頭7戦全勝
で優勝した白鷹山は西12枚目で常幸龍との
番付差はわずか1枚半である。あまりにも
低すぎる白鷹山の地位であることを付け加え
ておく。
常幸龍は十両に戻れたが、幕下・三段目には
元幕内力士がまだまだいる。それが以下で
ある。幕下以下場所数は十両降格後から平成
30年九月場所までの場所数である。
幕下以下の元幕内A
十両に一番近いのが、最高位関脇の豊ノ島で
ある。幕下西筆頭だからまず勝ち越すことで
ある。幕下に落ちて2年になる。その間年齢
は35歳になった。最後の花を咲かせたいとこ
ろである。次に十両に近いのが幕下東3枚目
の豊響である。幕内在位52場所、最高位前頭
2枚目の実績があるだけにこのチャンスを
生かしたいところである。
180718十一日目幕下以下 1019
<H30年7月栃飛龍を寄り切る豊ノ島>

先場所(七月場所)幕下で全休した照ノ富士
は、幕下47枚目まで番付を下げた。1年前は
大関だったのだから、急降下の転落である。
それは人気の宇良も同様である。ケガにより
6場所連続休場だけで、三段目の91枚目まで
番付を下げた。九月場所は土俵に帰ってくる
のか。早く元気な姿を見せていただきたい。
170911二日目幕内 495
<平成29年9月 2日目の翌日から休場した宇良>

幕下以下の在位場所数が最も長い元幕内力士
が、鳰の湖である。31場所、5年以上になる。
なかなか十両復帰へのきっかけがつかめない
状態が続いている。磋牙司は平成26年三月
場所の十両を最後に27場所幕下が続いている。
今年(平成30年)の五月場所は幕下7枚目
まで戻したが、七月場所1点の負け越しと
なった。新入幕は平成22年三月場所、最後の
幕内は平成25年三月場所で通算6場所務めた。
36歳、最後のがんばりが見られるか。
180721十四日目幕下以下_風景 651
<鳰の湖>

幕内在位1場所の力士が3人いる。鳰の湖、
北はり磨、山口である。山口は大喜鵬の四股
名で幕内を務めた。そのときは大銀杏を結え
ず、同じ宮城野部屋の横綱白鵬の露払いは
できなかった。山口が露払いをするときは
いつになるのだろうか。
先場所三段目の優勝決定戦で優勝した鏡桜の
喜びは忘れられない。幕下以下には元幕内
力士の戦いがある。彼らの奮闘はもう一つの
注目点でもある。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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