千賀ノ浦(元隆三杉)部屋の隆の勝が、入門
9年目でついに新入幕を果たした。千賀ノ浦
部屋への入門は15歳のときである。師匠は
元舛田山である。前相撲は平成22年の三月
場所である。同期に輝がいる。四股名は舛ノ
ある。ここまではいい。
誰しも幕下では苦戦する傾向はある。しかし、
舛ノ勝はなんと幕下で32場所(途中三段目に
降格した場所を含まず)かかってしまった
のである。5年以上である。勢も幕下は32場
所かかっている。勢のときはもう十両は無理
かなと思ったことがあった。それだけに力士
人生は、けしてものさしでは計れないことが
あることを物語っている。
舛ノ勝は幕下32場所中勝ち越しが22場所、
負け越しが10場所ある。幕下時代に師匠の
交代があった。師匠の元舛田山が65歳を迎え、
部屋持ち親方でいることができなくなった。
舛田山は春日野(元栃錦)出身の力士である。
本来なら出羽一門の親方が部屋を継ぐのが
筋である。しかしそれがかなわず、貴乃花
一門(当時)の常盤山(元隆三杉)に師匠を
託すといういきさつがあった。また幕下時代
に舛の勝と「の」の字に改名している。
舛の勝は結局44場所かかって十両に昇進した。
このとき隆の勝に改名した。幕下以下の成績
は174勝134敗○40であった。通常勝敗差は
30台が多いのだが、隆の勝は異例の40であっ
た。ちなみに琴恵光も44場所かかって十両に
昇進しているが、○36であった。優勝は1度
もない。最近の新入幕は旭大星・琴恵光・
明生と皆十両以下での優勝がない。
十両に昇進した隆の勝は着実に地力をつけて
いった。46勝29敗と5場所で十両を突破した。
先場所(七月場所)は貴ノ岩と十両優勝決定
戦を行っている。優勝には届かなかったが、
13勝2敗の堂々たる成績で入幕を決めた。
隆の勝はまだ23歳である。力士人生はこれ
からである。
台風が多すぎます。
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よしなに
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